【輸入車ナンバー1燃費を継続】新型ルノー・ルーテシアは、フルハイブリッドでもスポーティさと快適性を高次元で両立!

公開 : 2025.10.03 12:00

世界で最も売れているフランス車、ルノー・ルーテシアがマイナーチェンジを受けました。日本仕様に用意された『ルノー・ルーテシア・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』を石井昌道が試乗、解説します。

もくじ

よりスタイリッシュかつスポーティに

Eテック・フルハイブリッドは着実に進化

ワインディングではモーターアシストが武器に

よりスタイリッシュかつスポーティに

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1990年の登場以来、累計約1600万台が販売された『ルノー・ルーテシア』(本国名クリオ)は、世界で最も売れているフランス車だ。日本でもBセグメントのコンパクトカーながら質感が高く、洒落たデザインで息の長い人気を博してきた。

現行モデルは2020年に日本導入となった5世代目だが、このたびマイナーチェンジを受けてよりスタイリッシュかつスポーティになった。今回試乗するのはそんな新型の『ルノー・ルーテシア・エスプリ・アルピーヌ・フルハイブリッドEテック』(価格399万円)だ。

最もわかりやすい変化がフロントマスクだろう。新しいルノーのロゴマークを中央に置いたフロントグリルはポリカーボネイト素材で光を複雑に反射し、波模様が広がるような視覚効果がある。モダンでアサーティブ(際立つ)という、ルノーの新しいデザイン言語が取り入れられているのだ。ヘッドライトは切れ長でシャープになったことでスポーティさも高まっている。

今回導入されるのは『エスプリ・アルピーヌ』グレードとなるため、インテリアはスポーツシックで上質だ。キッキングプレートやシートにはアルピーヌのロゴが入り、ブルーのステッチなども洒落ている。バイオレザーやリサイクル素材を取り入れることでサスティナブルに配慮されているが、見た目も触感も従来を上まわる質感だ。

特に絶品なのは新しいシートで、クッションは厚みがたっぷりとあり、座ると自然と身体が包み込まれて快適かつブレが少ない。シートが優秀なのはルノーの伝統だが、ここにきてまた進化しているのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    石井昌道

    Masamichi Ishii

    1967年生まれ。自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レースへの参戦も豊富で、ドライビング・テクニックとともにクルマの楽しさを学んできた。国産車・輸入車のいずれの知識も幅広く、ジャンルを問わない執筆活動を行う。最近では、エコドライブの研究、それを一般ドライバーへ広く普及させる活動に力を入れている。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員

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