【ムーヴは3位へ後退】2025年11月期 Nボックスが返り咲き 軽自動車新車販売の車名別ランキング

公開 : 2025.12.05 11:45

2025年11月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングが発表されました。軽自動車はホンダNボックスが首位を奪還し、先月首位となったダイハツ・ムーヴは3位へ後退する結果となりました。

2025年11月期 軽自動車新車販売の車名別ランキング

全国軽自動車協会連合会は、2025年11月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2025年11月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万6198台
2位 スズキスペーシア:1万2904台
3位 ダイハツ・ムーヴ:1万951台
4位 ダイハツタント:9520台
5位 日産ルークス:7741台
6位 スズキ・ハスラー:6660台
7位 三菱デリカミニ/eK:6378台
8位 スズキ・ワゴンR:5361台
9位 スズキ・ジムニー:4969台
10位 ダイハツ・ミラ:4521台

10月に販売を開始した日産の新型ルークス。
10月に販売を開始した日産の新型ルークス。    日産自動車

2025年11月期の軽自動車の車名別ランキングは、前年同月比10.2%減ながら1万6198台を販売したホンダNボックスが、2カ月ぶりに定位置のトップに就く。

前月首位のダイハツ・ムーヴは、同40.2%増の1万951台を記録したものの第3位にまで陥落した。

また、第2位には同10.8%減ながら1万2904台を売り上げたスズキ・スペーシアが前月と同位で、第4位には同17.7%減の9520台にとどまったダイハツ・タントが前月から1ランクダウンで位置。

また、第5位には10月に販売を開始した日産のスーパーハイトワゴンの新型ルークスが同41.0%増の7741台を達成して入った。

注目モデルの動向

注目モデルの動向を見ていこう。

10月に販売を開始した新型の三菱デリカミニ/eKは、前年同月比32.0%増の6378台を販売して第7位に、11月に一部仕様変更を図ったスズキ・ジムニーは同38.8%増の4969台を売り上げて第9位にランクイン。

10月に販売を開始した日産の新型ルークス。
10月に販売を開始した日産の新型ルークス。    日産自動車

また、9月に電気自動車のNワン・イーの販売を開始したホンダNワンは、同44.4%増の2094台を記録して第14位に入る。

対して、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが同65.7%減の594台、三菱eKクロスEVが同70.4%減の60台と低迷。EVモデルのe:(イー)を含むホンダNバンも、同7.8%減の2531台と苦戦した。

一方、2026年8月下旬をもって生産の終了を予告するダイハツ・コペンは、駆け込み需要もあって同202.9%増の524台を記録。同じく2026年8月の生産終了を予定するトヨタのコペンGRスポーツも、同16.7%増の77台を達成している。

なお、登録車と軽自動車を合わせた2025年11月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2カ月ぶりの首位に立ち、前月トップのトヨタ・ヤリスは第2位に陥落。

以降はスズキ・スペーシア、トヨタ・カローラ、ダイハツ・ムーヴの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月と同様の6車種となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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