ポルシェ新型『ミッションS』初公開! 911より上位の内燃機関ミドシップ・スポーツカー、量産版も開発中 新デザイナーによる渾身の一作

公開 : 2026.10.16 16:45

8気筒エンジンをミドシップに搭載か

EVのミッションXとは異なり、ミッションSは内燃機関駆動となる。

「わたし達はお客様の声に耳を傾けます。このプラットフォームには、完全な内燃機関、ハイブリッド、そしてプラグインハイブリッドにも対応できる柔軟性があります。このプラットフォームでEVが発売されることはありません。このセグメントでは、まだEVに対する需要がないからです」とライターズ氏は述べた。

ポルシェ・ミッションSコンセプトとデザイン責任者のトビアス・ズールマン氏
ポルシェ・ミッションSコンセプトとデザイン責任者のトビアス・ズールマン氏    ポルシェ

ポルシェは、完全電動化という方針から転換し、内燃機関への再投資を行っている。中期的には、ラインナップにおいて内燃機関車とEVの比率をおよそ2対1にする見込みだ。しかし、EVの需要が伸び悩んでいるハイエンドのセグメントでは、内燃機関車が主流となるだろう。

将来のポルシェモデルには、直列4気筒、V6、V8、そして水平対向エンジンが搭載される予定だ。中でもV8エンジンは、ミドシップの新型フラッグシップモデルへの搭載が最も理にかなっていると言えるだろう。これは、ミッションSのエンジンカバーの形状からも期待できることであり、そこには『917』を彷彿とさせる大型の冷却ファンが装備されている。

もう1つの選択肢として、水平対向8気筒エンジンが考えられる。長年にわたりポルシェのチューニングを手掛けてきたルーフ社は最近、最高出力1000psの新型車を製作し、ポルシェが開発を中止した918スパイダーの後継モデル向けに、水平対向8気筒の搭載を試みている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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