ドイツ名門『ルーフ』が水平対向8気筒搭載スーパーカー『B8』初公開 イエローバードの黄色が基調 1000psの過激モデルも開発中か

公開 : 2026.07.13 11:45

ドイツの自動車メーカーであるルーフが、1000psの水平対向8気筒エンジンを搭載する過激なスーパーカー『B8』を発表しました。プロトタイプではあるものの、量産モデルの開発もすでに進んでいる可能性があります。

極めて珍しい「フラットエイト」採用

ポルシェの名門チューナーとしても知られる自動車メーカー、ルーフ(RUF)は、7月9日に英国で開幕したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、水平対向8気筒エンジンを搭載する新型スーパーカー『B8』を公開した。

新型B8は、後部にツインターボチャージャー付き4.8L水平対向エンジンを搭載している。これはポルシェ911が従来から採用してきたフラットシックスと同じ形式だが、それよりも2気筒多い。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開されたルーフB8
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開されたルーフB8    AUTOCAR

ルーフによると、最高出力は1000ps以上、最大トルクは102kg-mに達するという。同車のベースとなった6気筒の『CTR3』をはるかに上回る性能だ。

この車両はまだプロトタイプで、ルーフ社内では「Erprober(テスター)」と呼ばれている。「まだ量産モデルではないが、将来のルーフモデルを形作る技術のための専用テストベッドとして機能している」という。

ルーフは、自社のすべてのモデルは「世間に公開されるずっと前から」開発が始まっていると述べており、量産仕様の水平対向8気筒エンジン搭載車の開発もすでにかなり進んでいる可能性が高い。

イエローバードに着想得たカラーリング

水平対向8気筒について、ルーフは自社を含めどのメーカーも「このような形」で搭載したことはないと指摘し、グッドウッドでのプロトタイプ公開を「自動車史における新たな一章」と表現した。

このプロトタイプ自体には、最終的な量産モデルに関する手がかりはほとんどない。ベースとなったCTR3とほぼ同一だが、より長いエンジンブロックを収容するために全長が100mm延長されている。

ルーフB8
ルーフB8    ルーフ

6速マニュアル・トランスミッションと後輪駆動方式を採用しているが、この構成が量産モデルにも引き継がれるかどうかについては、まだ明らかにされていない。

B8で注目すべきは、その印象的なカラーリングだ。ルーフの最も有名なモデルである『CTRイエローバード』にインスパイアされた「ブロッサムイエロー」を基調に、特徴的なグラフィックが施されている。

ポルシェも過去に8気筒の導入を検討していたことがある。918スパイダーの後継モデルとなる904リビング・レジェンドというコンセプトカーを開発し、約750psと102kg-mを発生する5.0L水平対向8気筒エンジンを搭載する計画だった。このコンセプトカーは2016年に製作されたものの、当時は発表にも至らず、2020年になって初めて公開された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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