ポルシェ新型『ミッションS』初公開! 911より上位の内燃機関ミドシップ・スポーツカー、量産版も開発中 新デザイナーによる渾身の一作
公開 : 2026.10.16 16:45
車体の感覚を掴みやすいフォルム
ルーフラインは『959』に、リアの造形は911 GT1にインスパイアされている。細長いLEDデイタイムランニングライトは『タイカン』で導入されたスタイルを踏襲しており、リアエンジンルームの上部には大型の冷却ファンが搭載されている。
ポルシェに移籍した際、ズールマン氏は同ブランドの歴史を研究し、スポーツカー、SUV、セダンの各ラインナップにおける多様なショルダーラインに加え、いくつかの重要なデザイン要素を特定したと語った。

「バウハウスの原則は、形態と機能が一体となることであり、それは当社のクルマのエクステリアとインテリアにおいて極めて重要です。だからこそ、誰もが知るあの『魚雷型フェンダー』はボンネットよりも高い位置にあります。当社のクルマを運転する際、車輪がどこに位置し、車体がどこまであるかを把握することは非常に重要だからです」
空力性能も重要な課題となっており、ポルシェのモータースポーツの伝統を反映して、必要のない時には格納されるリアウィングが採用されている。
ミッションSには、細長い分割型リアライトなど、いくつかの新しいデザイン要素も見られる。しかし、『928』を彷彿とさせる「電話のダイヤル」のようなホイールをはじめ、歴代モデルへのオマージュも数多く盛り込まれている。
モードによって配置が変わる5眼メーター
インテリアでは、『550スパイダー』や『356』に着想を得た、無駄のないドライバー重視のデザインとなっている。ドライバー正面には5つの円形メーターが配置されており、アナログのタコメーターのほか、多数の物理的スイッチやインストゥルメント・ディスプレイが備わっている。特に、ドライブモードに応じて円形メーターの配置が変わる点は大きな特徴だ。
中央にタッチスクリーンは設置されていないが、スマートフォンを格納式のMagSafeアタッチメントに取り付けることができる。その他のユニークなデザイン要素としては、センターコンソールに固定されるシートベルトのバックルが挙げられる。

ボディの塗装も、特別に開発されたホワイトとブラッククロームの色合いにより、ポルシェのモータースポーツの伝統を反映している。
ミッションSの量産モデルは現在、そのベースとなるプラットフォームの開発が進められており、まだ初期段階にある。しかし、ポルシェは開発の方向性について明確な示唆を与えている。
ミッションSは、既存の技術に基づいた「極めて柔軟性の高いプラットフォーム」を採用する予定だ。社長のライターズ氏によると、兄弟ブランドであるランボルギーニのミドシップ構造(アウディ・ヌヴォラーリにも採用)を流用するのではなく、社内で独自に開発を進めているという。


























