最高出力775psの3列7人乗りSUV BYDが新型フラッグシップ『BYDアット8』欧州発表 2027年発売へ

公開 : 2026.10.16 17:05

BYDが新型の大型電動SUV『アット8』を発表しました。7人乗りのフラッグシップEVで、キアEV9などのライバルとなります。急速充電技術「フラッシュ」を搭載し、5分で10%から70%まで充電できます。

欧州向けのフラッグシップEV

BYDは、10月12日にフランスで開幕したパリ・モーターショーにおいて、新型EV『アット8(Atto 8)』を公開した。フラッグシップモデルとなる7人乗りの大型電動SUVだ。

新型アット8は、既存の『アット2』や『アット3』、『シーライオン5』、『シールU』などを含むBYDのSUVラインナップの最上位に君臨する。英国向けに販売されるEVの中では最大級で、5席以上の座席数を備えた同社初のモデルとなる。

パリ・モーターショーで公開されたBYDアット8
パリ・モーターショーで公開されたBYDアット8    AUTOCAR

また、欧州向けモデルとして初めて、BYDの超急速充電技術「フラッシュ」に対応する第2世代の「ブレード」バッテリーを搭載している。容量は115kWhで、専用充電器を使用すれば5分で10%から70%まで充電できる。97%までの充電には、追加で4分かかる。

アット8には2種類のパワートレインが用意されるが、いずれも同一のバッテリーを採用している。『デザインRWD』というグレードでは、リアに1基の電気モーターを搭載し、最高出力461psと最大トルク37.3kg-mを発生する。0-100km/h加速は8秒で、WLTPサイクルの公称航続距離は652kmだ。

もう一方の『エクセレンスAWD』は、前後に電気モーターを1基ずつ搭載し、合計775psと最大トルク78.9kg-mを発生する。0-100km/h加速は4.6秒で、WLTP航続距離は602kmとなる。

全長5m超 グーグル内蔵タッチスクリーンも

アット8のボディサイズは、全長5040mm、全幅1996mm、全高1760mmとなっている。欧州で競合することになるキアEV9と非常に近いサイズだ。

インテリアには、パノラミックガラスルーフ、10.25インチのデジタルインストゥルメント・ディスプレイ、26インチのフロントガラスヘッドアップディスプレイ、グーグル機能を内蔵した15.6インチのインフォテインメントタッチスクリーンが装備されている。

パリ・モーターショーで公開されたBYDアット8
パリ・モーターショーで公開されたBYDアット8    AUTOCAR

3列すべての座席を使用した場合(7人乗車時)、リアのトランク容量は270L、フロントトランクは136Lとなる。参考までに、キアEV9は7人乗車時でトランク容量333L、フロントトランクは90L(RWD)または52L(AWD)となっている。

アット8は2027年第1四半期に欧州全域で発売される予定だ。価格についてはまだ発表されていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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