『ロータリーEVシステムコンセプト』に見える、マツダは諦めないという矜持 市販化熱望のスポーツカー『アイコニックSP』に搭載?

公開 : 2026.10.20 17:05

小さく、軽いロータリーエンジンのメリットを活かす

また、かさばらないロータリーエンジンでコンパクトなシステムが作れるため、既存のエンジン車のプラットフォームを変えることなく、このシステムを組み合わせて、FWD、RWD、もしくは前後に搭載した4WDなど、様々な駆動方式にも対応が可能だ。もちろん、専用のプラットフォームも検討しているようである。

マツダは3年前からロータリーエンジン専門のチームを立ち上げて、様々な研究開発を進めている。『マツダはロータリーを諦めない』という矜持のもと、ロータリーエンジンを活用したひとつの選択肢として、このロータリーEVシステムも開発が進められている。

今回はコンセプトとしての提案で、開発状況に関してはノーコメントとのこと。
今回はコンセプトとしての提案で、開発状況に関してはノーコメントとのこと。    平井大介

一時期はBEV一択になりそうだった近未来のクルマのパワートレーンだが、最近ではバイオフューエルなど様々な選択肢が登場し、しかもそれらの価格が下がっている。

しかし、それでもバッテリーのアシストがないクルマでの生き残りは難しいだろう。というわけでマツダはユーザーのニーズに合わせて、クルマにとって最大のメリットである『小さく、軽い』ロータリーエンジンを活かしたシステム開発を、今後も続けていくわけだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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