1169psの世界最強SUV メルセデスAMG新型『GT SUV』登場 ハイパーカー並みの加速性能実現 ドイツ価格は11万3050ユーロから

公開 : 2026.10.20 12:05

メルセデスAMGが独自開発の電動SUV『GT SUV』を発表しました。最上位モデルは3モーターで合計1169psを発生し、ハイパーカー並みの加速性能とトルクベクタリングを実現。世界最強の量産SUVとなりました。

AMG初の独自開発SUV クーペも計画

メルセデスAMGが新型の高性能EV『GT SUV』を発表した。最大出力1169ps、最大トルク203.9kg-mを誇り、ポルシェ・カイエン・エレクトリックやロータス・エレトレを上回る、世界最強の量産SUVだ。

新型GT SUVは、AMGが完全に独自開発した初のSUVモデルであり、英国では3種類のモデルバリエーションで販売される。最上位グレードの『GT 63 SUV』では、0-100km/h加速2.7秒、0-200km/h加速7.2秒とされており、AMG史上最も加速力に優れたSUVとなっている。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」を装着すると、最高速度は270km/hまで引き上げられる。車両重量は仕様により2585~2695kgとされる。

メルセデスAMG GT 63 SUV
メルセデスAMG GT 63 SUV    メルセデスAMG

最近発表されたEV『GT 63 4ドア・クーペ』と同等の出力で、ハイブリッド・ハイパーカー『AMGワン』の1062psを上回るほか、611psのV8エンジン搭載モデル『GLE 63 S』のほぼ2倍にあたる。

出力を抑えた『GT 55 SUV』および『GT 53 SUV』モデルもラインナップに含まれる。53モデルは現在ドイツで販売中で、価格は11万3050ユーロ(約2000万円)からとなっている。55および63モデルは2027年4月に発売予定で、価格は今後数か月以内に確定する見込みだ。

AMGはまた、来年初頭に流線型のクーペ版を追加する予定だ。

アキシャルフラックスモーターで1169ps

AMG専用EVとして2台目となるGT SUVには、新開発のAMG.EAプラットフォームが採用されている。GT 4ドア・クーペと共通で、メルセデス・ベンツが所有する英国企業ヤサ(Yasa)製の3基のアキシャルフラックスモーター、800Vシステム、および油冷式円筒形セルのバッテリーを搭載している。

AMGによると、この構成はパフォーマンスの持続性を念頭に開発されたものだという。高出力EVでは、急加速の繰り返しや長時間の高速走行中によりモーターやバッテリーの温度が上昇すると、出力が低下する傾向にある。したがって、最大出力1169psが印象的な数値ではあるが、日常使用においてより重要なのは721psの出力を連続的に発揮できる点であり、これは長時間にわたりパフォーマンスを維持できるということだ。

メルセデスAMG GT 63 SUV
メルセデスAMG GT 63 SUV    メルセデスAMG

駆動系は、リアに2基のアキシャルフラックスモーター、フロントに1基のモーターを採用しており、フロントモーターは不要時には切り離される。リアのモーターはそれぞれ独自のシングルスピードトランスミッションを備え、完全なトルクベクタリング機能を実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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