AUTOCARはイタリアにて0.9ツインエアを試しているので、今回は最も売れるであろう1.2ℓの自然吸気タイプを検証することにする。

■どんな感じ?

500のルックスに惚れこんだ向きならば、ドライブ・フィールが多少物足りなくとも許せるはず。

コーナーの入り口で前輪にどれくらいの荷重をかけるのか、あるいはステア・フィールがいかがなものなのか、というよりもコンフィギュレーターの示す価格の方が重要なのではないだろうか。

事実、現行モデルもまた、ミニをはじめとする他のお洒落なライバルより動力性能は劣っている。特に低速域はGreatというよりもOkayといったところだ。

不快になるほどではないのだが、ステアリングはあくまで舵取りのためだけのツールだし、コーナーを攻め立てても面白いと思えるものではない。それに不安定だ。