ベントレー・マリナー(3) ベントレー・ベンテイガ・マリナー

2018.03.04

界の頂点に位置するベンテイガに、究極のラグジュアリーさを盛り込んだマリナー仕様が加わりました。ベンテイガの圧倒的なパフォーマンスはそのままに、贅の本質を知るマリナーならではの至高といえる装備は、オーナーを特別な世界に誘います。

text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

もくじ

マリナーによる限定版ベンテイガ
マリナー仕様はここが違う
価格とスペックは?

マリナーによる限定版ベンテイガ

数あるプレミアムSUVの中でベンテイガが頂点に位置することに異論を唱えるものはいないだろう。「SUVではない。ベントレーだ」と自身が謳うように608psを発揮する6ℓW12ユニットはベンテイガを301km/hまで運び、ベントレーの世界観をそのまま受け継ぐ最速のSUVなのだ。

ベントレーはここにきてビスポークを担当する「マリナー」を前面に打ち出し、以前からある顧客からの特別注文への対応に加え、ファクトリービルトの限定モデルを積極的に展開する方向に舵を切った。昨年から今年にかけてミュルザンヌフライングスパーに加えベンテイガにも限定でマリナー仕様が用意されたのである。

マリナー仕様はここが違う

通常モデルに対しベンテイガ・マリナーはインテリアを中心とした特別装備が特徴だ。前後シートのレザーハイドがコントラストとなる色遣いがポイントで、展示されたベンテイガ・マリナーではフロントがベルーガ(黒)、後席はリネン(ベージュ)を基調として変化を付けている。仔細に見ればマリナー独自の繊細なキルティングに加え、ステッチでアクセントが与えられると共に、ヘッドレストの下にはマリナーの刺繍が施されている。

注目したいのはトリムに使われるウッドパネルだ。ウォールナットの木目からピアノブラックにグラデーションで変わる仕上げで、マリナーならでは特別感を高める演出だ。このほか1950Wの21チャンネルアンプ、20スピーカーのサウンドシステムが搭載され、希望があれば後座中央にシャンパンボトル・クーラーを装備することも可能。

エクステリアでの際は少なく、は専用の22インチ径のパラゴン・アルミホイールが組み込まれることと、ボディカラーは2トーン仕上げを選択することができる。

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