【エスプリ以来のターボSE復活】うちの子が一番カッコイイ……!思わず口にしたロータス・エミーラ最新モデルに乗る

公開 : 2025.07.23 11:45

エミーラは2025年モデルからV6スーパーチャージャーの『エミーラV6』、4気筒ターボの『エミーラ・ターボ』、装備違いの『エミーラ・ターボSE』というモデル展開となり、今回はSEに試乗します。編集部ヒライのレポートです。

英国のスポーツカーらしさが色濃く感じられる

「今回はAUTOCAR JAPANさんによく似合う、ブリティッシュグリーンの車両です」

広報車両管理を担当するYさんに言われて、奥に目を向けると、濃紺のロータスエミーラSEが待ち受けていた。

今回取材した『ロータス・エミーラ・ターボSE』。メルセデスAMG製直列4気筒ターボを搭載。
今回取材した『ロータス・エミーラ・ターボSE』。メルセデスAMG製直列4気筒ターボを搭載。    平井大介

エミーラは当初『ファーストエディション』として販売していたが、2025年モデルからV6スーパーチャージャーの『エミーラV6』、4気筒ターボの『エミーラ・ターボ』、装備違いの『エミーラ・ターボSE』というモデル展開となった。今回は以前取材したファーストエディションに続き、ターボSEの試乗機会が巡ってきた次第。

室内を覗くと、濃いタンレザーとブラックの2トーンとなっている。まさにザ・英国車という組み合わせで、伝統の英国スポーツカーらしさが色濃く感じられるエミーラによく似合う! というのが第一印象だ。

Bピラー後方と、助手席側ダッシュボードに『TURBO SE』のエンブレムを発見した。ターボSEの名称は、エスプリ・ターボSE以来だろうか。オーソドックスな名称ではあるが、どこか嬉しいのは私がエスプリ好きだからである。

行き先は決めていなかったが、とりあえずiPhoneを繋ぎアップル・カープレイを起動。グーグルマップでいつものパーキングエリアをセットし、都内の駐車場を後にした。

現代においてはコンパクトなボディサイズ

動き始めると、まだ走行距離500kmにも満たない新車なので、正直、クルマ全体が硬い印象だ。路面からの入力はしっかりと突き上げ、減衰の高いダンパーであることが伝わってくる。レザーシートの分だけフィルターこそあるが、それでも、路面との距離が近く感じるのは、やはりエミーラが英国らしいスポーツカーである証のように思う。

ドライブモードは『ツアー(TOUR)』、『スポーツ(SPORT)』、『トラック(TRACK)』の3つが用意され、パワートレイン、エキゾーストノート、安全性の3項目を変化させる。街中なのでもちろん、ツアーで走り出した。

遠くから見つけて、思わず「うちの子が一番カッコイイ……」と口に出しそうになった。
遠くから見つけて、思わず「うちの子が一番カッコイイ……」と口に出しそうになった。    平井大介

そう言えばとスポティファイを起動し、適当に音楽を流し始めた。『KEF』と書かれたスピーカーから、いい音が聴こえてくる。『ツアー』で走るには、意外と重要な部分かもしれない。

エミーラのいいところは、ボディサイズが現代においてはコンパクトであることだ。リアミドシップということもありフロントボンネットは短く、その分、少し手を伸ばせばフロントノーズまで手が届きそうなほど、車両と一体感がある。

だから高速道路を走っていて路面の繋目で滑るような場面でも、クルマとの距離感が近いから全く怖さがない。パーキングエリアへ降りていくカーブは低速でも曲がるのが楽しく、以前も感じた「嗚呼、このスポーツカー好きだなぁ」という感情を思い出す。

話は前後するが、向かう途中『スポーツ』にしてみると、エキゾーストのボリュームが一段高くなり、俄然やる気がわいた。パワートレインも変化しているはずなのだが、残念ながら交通量が多く試す場面がなかった。『トラック』も当然……である。

レザーシートは少し張りが強く感じたが、これも新車ゆえの部分かもしれない。しかし同時に、レザーが身体に馴染んでいく過程を、じっくりと時間をかけて味わってみたいという想いも抱くことになった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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