ISGと電動スーパーチャージャー M・ベンツS450 メルセデスが考える効率化

2018.03.01

メルセデス・ベンツSクラスにハイブリッドカーと同様の機能を持つISG (インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と、新型直列6気筒エンジンに電動スーパーチャージャーを備え、独自の視点で効率化と高性能化を実現したS450が追加されました。

text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀) photo:メルセデス・ベンツ日本

もくじ

ISGって、なに?
新開発 M256型直列6気筒エンジン
より進化した運転支援システム
S450 バリエーション/サイズは?

ISGって、なに?

メルセデス・ベンツのSクラスは、いつの時代も世界の自動車の指標とされてきた。そのSクラスに最先端のテクノロジーを搭載したS450が加わった。日本での発表に際してM256型エンジンおよびガソリン・エンジン統括シニア・マネージャーを務めるラルフ・ヴェッラー氏が来場し、S450に採用された数々のメカニズムの説明が行われた。


今回発表されたメルセデス・ベンツS450のポイントは3つ。中でも注目されるのがISG (インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)の存在だ。「ISG」はエンジンとトランスミッションの間に配置されるモーター・ジェネレーターで、最高出力22ps、最大トルク25.5kg-mを発揮するもので、オルタネーターとスターターの機能も兼ねハイブリッド・システムと同じ機能を持つ。

モーターは従来のハイブリッド車と同様に回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオン・バッテリーに充電される。エンジンが低回転時にはその電力を利用して動力補助として使用される。また電気システムが48V化されたことにより動力補助に十分な出力を得ることができ、60V以下の電圧としたことで専用の乗員保護機構は不要になるという利点もある。
 

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