手放したのは失敗? AUTOCAR英国メンバーが挙げる1台 高騰/魅力の再認識が理由

公開 : 2019.08.11 05:50

クルマ好きの多くが愛車との出会いと別れを経験しているに違いありませんが、今回は英国版Autocar編集部がそれぞれ思い出の1台を語ります。売却後に価格が高騰したり、その素晴らしさを再認識したりとさまざまですが、すべてが次の出会いへと繋がっているのかも知れません。

もくじ

ポルシェ911 RSカレラ
日産マイクラ(日本名:マーチ)
スバル・インプレッサWRX
トライアンフTR2スペシャル
ポルシェ911 S
フォルクスワーゲン・ゴルフGTI
プジョー205 GTi
番外編:あの時購入していれば……(1)
番外編:あの時購入していれば……(2)
番外編:あの時購入していれば……(3)
番外編:あの時購入していれば……(4)
番外編:あの時購入していれば……(5)
番外編:あの時購入していれば……(6)
番外編:あの時購入していれば……(7)

ポルシェ911 RSカレラ

あれは1995年モデルのポルシェ911 RSカレラだった。993時代の911であり、フェラーリF40よりも、そして、おそらくは空冷911のなかで最高に運転が楽しめる1台だった。

このクルマを購入したのは、21世紀に入って間もない、まだこうしたモデルの価格高騰が始まる前のことであり、2年乗った後で、古いシボレー・カマロのレースカーを購入すべく手放している。

ポルシェ911 RSカレラ
ポルシェ911 RSカレラ

新たに手に入れたカマロで2年間レース活動を行ったところで資金が底をつき、結果、わたしにはポルシェも無ければ、レースも行えないという状況だけが残されたのだ。

もちろん、これだけでも決して喜ばしい事態ではなかったが、それも、わたしが911を手放した後に起こった993 RSの価格高騰に比べれば問題ではなかった。

いまなら、このクルマの価値は最低でも20万ポンド(万円)は下らないだろう。

当時このクルマを手放したことが悔やんでも悔やみきれない。

アンドリュー・フランケル

日産マイクラ(日本名:マーチ)

2代目日産マイクラ(日本名:マーチ)が今回ご紹介するに値するモデルだとは信じられないかも知れないが、このおばあちゃんの足グルマをラリーマシンに改造すべく、血と汗と涙(文字通りの意味だ)を注ぎ込んだ結果、このクルマは大のお気に入り1台となったのだ。

ショックアブソーバーを競技用のビルシュタインに替え、さまざまな安全対策をほどこすとともに、出来る限りの軽量化を行うなど、溶接以外の作業はほとんど友人たちとともに自ら行っている。

日産マイクラ(日本名:マーチ)
日産マイクラ(日本名:マーチ)

この500ポンドで手に入れたマイクラを、フォーミュラ1000(1000ccで争われるクラスであり、51psの怪物マシンだった)ラリー選手権に出場可能な状態にするため、さらに1000ポンドほど注ぎ込んでいる。

それでも、今回登場するモデルのなかで、マイクラが異端児であることは認めないわけにはいかないだろう。

不運にも1回転してしまったことで、ボディが使い物にならなくなり、この赤い悪魔は廃車の憂き目を見ている。

ジム・ホールダー

スバル・インプレッサWRX

この丸目ヘッドライトを持つダークブルーの2001年式WRXとともに過ごしたのは、わずか1年に過ぎず、それがいまも心残りでならない。

2011年に3000ポンドで手に入れたこのクルマを、その半額で売却している。いまでは、少し価格も上がっているが、わたしのWRXのようなコンディションの個体を見つけだすことは難しいだろう。WRXらしい控え目さと、富士重工が目指した品質を備えたモデルだった。

スバル・インプレッサWRX
スバル・インプレッサWRX

軽すぎるステアリングを除けば、まさに、ランチア・デルタ・インテグラーレEvoのような加速とグリップ、コーナリングを見せ、まるで岩のようなソリッドさと、見事なエンジニアリングを感じさせながら、易々とB級路を屈服させていた。

ルックスなど問題ではない。

リチャード・ウェバー

 

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