【傑作の2代目】フォルクスワーゲン・ゴルフII  前輪駆動/ハッチバック、確立した「ふつう」

公開 : 2020.01.25 05:50

ジェッタやシロッコ 幅広いラインナップに

ゴルフを起点としてVWがとったモデルラインナップの拡充も、今日よく使われている「モジュラー化」をよく現わしている。

2ボックス・スタイルのゴルフをそのままノッチバック化した4ドアセダン、ジェッタIはゴルフと同時期に開発されていたし、ゴルフのボディを少し低め、スポーティに仕立てたシロッコもゴルフIの時代からの派生モデルだ。

ゴルフIIと同じタイミングで開発されたノッチバックモデルのジェッタ。四角いヘッドランプが特徴となっている。6代目、7代目のジェッタは北米市場で販売されている。
ゴルフIIと同じタイミングで開発されたノッチバックモデルのジェッタ。四角いヘッドランプが特徴となっている。6代目、7代目のジェッタは北米市場で販売されている。

またスポーティ・モデルのGTiは、初代ではシングルカムだったが、この2代目ではDOHCエンジンが与えられ、より完成度が高まっていた。

変わり種としてビスカスカップリングのセンターデフを備えたフルタイム4WDモデル、ゴルフ・シンクロもラインナップされている。シンクロは今日に続くクロスオーバーSUVの先駆けともいえる存在だ。

一方、オープンモデルのゴルフ・カブリオは、初代と同じボディのままゴルフIIの生産終了(1992年)まで作り続けられた。

これは製造がVWではなくカルマン社が受託していたこと、そしてかなり大掛かりなボディ補強を施すなどオープンボディ化にコストが掛かっていたからである。

90年代のゴルフ・カブリオはそのクラシカルな雰囲気と相まって、わが国でも人気が高かった。

もうすぐ8代目がデビューするゴルフ。これを基幹モデルとするVWの世界観は、IIの時代にはほぼ確立されていたのである。

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