【運動神経最高、かつ知的】ホンダ・シティ2代目(GA1/2型) F1の勢いの中で生まれた完成形

2020.01.18

100字サマリー

ホンダ・シティ2代目(GA1/2型)にスポットを当てます。タイリングを見ると、初代の弱点を踏まえた方向転換がはっきりと見て取れます。実用車としての能力の高さはもちろん、走りにも魅力が詰まっています。

もくじ

初代の弱点を踏まえた2代目
16戦15勝時代の落とし子
「キラーカー」として君臨

初代の弱点を踏まえた2代目

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)
photo:Koichi Shinohara(篠原晃一)

ホンダ・シティと言えば、多くの人が思い浮かべるのは、四角く背の高いボディを持った初代だろう。

カブリオレやターボ、さらにはインタークーラー付きのターボIIといったホンダらしいスポーティなラインナップも揃い、一世を風靡したからである。

背の高いトールボーイ・スタイルでハッチバック車の常識を打ち破った初代シティ。さらにルーフを高くしたハンハッタンルーフ仕様も用意された。
背の高いトールボーイ・スタイルでハッチバック車の常識を打ち破った初代シティ。さらにルーフを高くしたハンハッタンルーフ仕様も用意された。

だが今回スポットを当てるシティは2代目。ちなみに製造期間は初代が5年だったのに対し2代目は8年。

そこだけを切り取ると、成功したのは2代目の方ということ?

初代シティのデビューは1981年のこと。1983年にはホンダの第2期F1活動が始まるタイミングであり、初代シティはまさにこの勢いに乗ったヤンチャなクルマだった。

ターボIIによるワンメイクレース、シティブルドッグレースはF2の前座レースとして人気を集めたが、極端なワイドトレッド化によって転倒してしまうクルマも多かった。

初代シティの特徴でもあった背の高いスタイリングと運動性能の両立は難しかったのだ。

2代目のスタイリングを見ると、初代の弱点を踏まえた方向転換がはっきりと見て取れる。

初代より125mmも低められたボディは、コンパクトハッチであるにもかかわらず、ワイド&ローのすっきりとした、知性すら感じさせるシルエットを纏っていたのである。

 
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