【姿も質も出色の純EV】フィアット500エレクトリックに試乗 航続距離320km 後編

公開 : 2020.12.16 15:25

おそらく前途洋々のスタート

新しいフィアット500エレクトリックは、ライバルとは一線を画す強い独自性を獲得している。クルマとしての品質も、デザインの魅力も、出色の仕上がりだと思う。

一番のライバルとなるのは、ミニ・エレクトリックだろう。だが、設計やデザインは純EV独自のものではなく、航続距離は500エレクトリックには及ばない。

フィアット500エレクトリック・ラ・プリマ(欧州仕様)
フィアット500エレクトリック・ラ・プリマ(欧州仕様)

完全な電気自動車として登場した、次期フィアット500。従来のエンジン版500と併売するというフィアットの判断が、論理的なものに思えてならない。通常のエンジンモデルが、2030年から英国では販売できなくなるという変化を知るほどに。

英国でのフィアット500エレクトリックの注文は、2021年1月から始まる。納車は春以降だそうだ。純EVとなっても、筆者は前途洋々のスタートになると予想したい。

フィアット500エレクトリック・ラ・プリマ(欧州仕様)のスペック

価格:2万9995ポンド(404万円)
全長:3632mm
全幅:1683mm
全高:1527mm
最高速度:151km/h
0-100km/h加速:9.0秒
航続距離:320km
CO2排出量:−
車両重量:1365kg
パワートレイン:シングル永久磁石モーター
バッテリー:42kWh
最高出力:118ps
最大トルク:18.2kg-m
ギアボックス:−

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