【1000psのハイパーカー】トヨタGRスーパースポーツ 2022年登場か 2.4L V6ハイブリッド搭載

公開 : 2021.05.10 18:05  更新 : 2021.05.10 18:31

トヨタのパフォーマンスカーの頂点に君臨する市販モデルとして、GRスーパースポーツが発売されます。

もくじ

ル・マン耐久レーサーを市販化
総出力は1000ps以上か
購入には「審査」が必要?

ル・マン耐久レーサーを市販化

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

トヨタは、パフォーマンスカーのGRシリーズのトップモデルとして、最高出力1000psのハイパーカー「GRスーパースポーツ」を発売する。

ル・マン24時間耐久レースで優勝したプロトタイプから開発されたプラグイン・ハイブリッド・パワートレインを搭載し、来年登場する見込みだ。

トヨタGRスーパースポーツ
トヨタGRスーパースポーツ

メルセデスAMGワンやアストン マーティン・ヴァルキリーのライバルとなるこのモデルは、GRスープラ、GRヤリス、新型GR86などGRシリーズのフラッグシップモデルとなる。

また、トヨタの世界耐久選手権プログラムと市販車を結びつける役割も果たす。豊田章男社長は、同社のさまざまなモータースポーツ・プロジェクトと市販車とのつながりを強化することに重点を置いている。

ミドエンジン、後輪駆動、2シーターのGRスーパースポーツの製作は、当初、FIA世界耐久選手権で予定されていた新しいル・マン・ハイパーカー(LMH)のレギュレーションにより、公道走行可能なクルマをベースにマシンを開発することが求められていた2018年に承認、発表された。

しかし、LMHレギュレーションはその後大幅に変更され、全輪駆動のハイブリッド・パワートレインを搭載したオーダーメイドのレーシングカーが認められるようになった。これにより、ホモロゲーションのためにGRスーパースポーツを生産する必要がなくなった。

だが、トヨタはGRスーパースポーツをトップモデルとして限定生産し、レーシングカーを公道で走れるようにすることを目指している。

総出力は1000ps以上か

このGRスーパースポーツは、トヨタが今年の世界耐久選手権に投入する新型「GR010ハイブリッド」の姉妹車として発表されるが、パワートレインやメカニカルな部分は、同車の前身であるLMP1クラスの「TS050ハイブリッド」をベースにしているとのことだ。

GRスーパースポーツは、TS050ハイブリッドの2.4L直噴ツインターボV6をロードチューンして、「トヨタ・レーシング・システム」のハイブリッドと組み合わせている。ハイブリッド・システムの仕組みや電気モーターの数などの詳細は明らかにされていないが、システム総出力は1000psになる予定とされている。この数値は、当初のLMHレギュレーションのもとで選ばれたものである。

トヨタは市販車とレースカーのつながりを深めようとしている。
トヨタは市販車とレースカーのつながりを深めようとしている。

しかし、LMHクラスの最高出力が680psに引き下げられたため、パワートレインを3.0L V6ハイブリッドに変更することになった。

ただ、トヨタはGRスーパースポーツの最高出力を少なくとも1000psに設定しており、関係者によると、3モーターのハイブリッド・システムを使ってこれを上回る出力を検討しているという。

GR010ハイブリッドは、パワートレインこそ異なるものの、GRスーパースポーツの市販モデルのスタイリングを示唆している。

LMHのレギュレーションでは、エアロダイナミクスとボディワークがほぼ制御/固定されているが、メーカーには市販車に合わせてボディワークを自由にデザインできる領域が与えられている。

トヨタのモータースポーツ部門の責任者は、GR010ハイブリッドのスタイリングがガズー・レーシングによって指定されたことを明らかにしている。

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