次期ヴォクゾール・アストラ

公開 : 2014.03.11 22:10  更新 : 2017.06.01 02:13

GMヨーロッパは、その赤字を解消するために次期アストラをよりラグジュアリーなマーケット向けのモデルにすることに決定したようだ。GMのプランナーはアストラのフィニッシュをよりクオリティの高いものとするという。また、同時にそのパワートレインも、一新されることとなる。

新しいアストラは2016年前半にデビューする予定だ。デザインは、ドイツのデザイン・チームのボス、マーク・アダムスが手がけている。それは昨年9月のフランクフルト・モーターショーで登場したモンツァ・コンセプトに基づくものとなる。GMヨーロッパの関係者によれば、そのモンツァのフロント・グリルの造形、荒っぽいデザインのノーズ、大きなバンパー・エア・インテイクなどは新しいアストラに引き継がれるという。また、大きく膨らんだリア・エンドのスタイルと、リア・ライト・クラスターもデザイン的に大きな影響を及ぼしているという。ルーフからのラインとリア・ライト・クラスターは、新しいアストラのデザインのキーにもなる。それは、将来的なヴォグゾールとオペルのすべてのモデルに共通するデザイン・テーマになるとのことだ。

アウディの成功の影響もあり、オペルとヴォグゾールは、ブランドを高級志向に振ることを考えている。例えば、ウッド・パネルやクローム・メッキの多用などは新しいインシグニアでも見ることができる。

AUTOCARが掴んだ情報によれば、今年後半にリリースされる新しいコルサは、この新しいデザイン体制のもとで考えられたGMヨーロッパ初のモデルとなるという。この新しいスーパーミニは、モンツァ・コンセプトに見られる張りのある曲面と、ウッド・フェイシアなどが採用されている。

新しいアストラは、現行のデルタ・プラットフォームがベースだ。5ドア・ハッチバックと3ドア・ハッチバック、そしてロング・ホイールベースを持つエステートの3つのボディが用意される。エンジンは、すべて一新されたものとなる。それは基本的に3つに体系され、合計13ものディーゼルおよびガソリン・エンジンとなる。中でも、興味を惹くのは、1.0ℓ3気筒のターボ・ユニットだ。116ps、17.1kg-mのパワー、トルクを持つこのユニットは、今年アダムと新しいコルサに積まれてデビューする。主力となるのは、1.6ℓで、トップ・モデルのVXRクーペは強力な2.0ℓを搭載することとなる。

また、これに組み合わせられるトランスミッションは、新しい6速マニュアルが用意される。GMは、1970年代から改良に改良を加えてきたマニュアル・トランスミッションが、弱点であることを認めている。新しいマニュアル・ギアボックスは、重さが37kgで、よりスムーズなシフトと、短いレバー・アクションを特徴とする。

新しいアストラは、フォード・フォーカスを抜き、年間250,000台の生産が行われる必要がある。また、価格も引き上げなければならない。そのためにもよりラグジュアリーなモデルになる必要があるのだ。これは、赤字を続けているGMヨーロッパにとっては、非常に重要な問題なのである。

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