【歴代ボンドカー傑作選】映画「007」シリーズ 世界最高のスパイが選ぶ名車と珍車

公開 : 2021.10.09 06:05

フォードマスタング・マッハ1(1971年「ダイヤモンドは永遠に」)

排ガス規制により抑圧される前の、偉大なV8を積んだアメリカン・マッスルカーの1つ。マッハ1は、7.0Lのスーパーコブラジェットエンジンを搭載し、最高出力380ps、最大トルク90kg-mという驚異的なパフォーマンスを発揮した。

劇中での追跡劇は短いが、片輪走行のシーンを覚えているファンも多いのではないだろうか。マッハの名称は、フォードの新型電動SUVで復活している。

フォード・マスタング
フォード・マスタング

サーブ900ターボ(小説「The Man From Barbarossa」他)

映画ではなく小説のファンであればご存知かもしれないが、ボンドは3回に1回は運転していたことになる。原作者のイアン・フレミング以外にも、多くの作家がボンド小説を書いている。ボンドをサーブに乗せたのは、1981年から1996年の間に16本のボンド小説を書いたジョン・ガードナーだ。

ボンドがサーブに乗っている姿を銀幕で見ることはできるだろうか?まあ、可能性はないこともないだろうが、期待はできまい。サーブの戦闘機ならあり得るかもしれないが。

サーブ900ターボ
サーブ900ターボ

ランドローバーディフェンダー(2021年「ノー・タイム・トゥ・ダイ」)

最近発表された新型ディフェンダーは、ボンド映画最新作で主役を張っているように見える。高性能なマシンであり、見た目もそれらしく、007ワールドの一員としてふさわしい。

以上、映画や小説に登場するマシンを紹介したが、ボンドが「本当は乗るべきクルマ」は何だったのだろうか?ここからは、筆者が個人的に「コレだ」と思うものを年代別に取り上げたい。

ランドローバー・ディフェンダー
ランドローバー・ディフェンダー

1960年代:アストン マーティンDB4 GT

DB5よりも速く、格好良く、運転していて非常にエキサイティングで、レースでの実績もある。おそらくアストン史上最高のクルマだ。最初のボンド映画が公開された頃には、もう販売されていなかったのが残念だ。

アストン マーティンDB4 GT
アストン マーティンDB4 GT

1970年代:アストン マーティンV8ヴァンテージ

このクルマは、ボンドが自分でデザインしたのではないかと思うほど彼にぴったりだ。実際にはボンドはこのクルマに乗ったことはない。

アストン マーティンV8ヴァンテージ
アストン マーティンV8ヴァンテージ

1980年代:ベントレーミュルザンヌ・ターボR

鈍器のようなクルマだ。ティモシー・ダルトン扮するボンドが好んで使った悪者退治の方法の1つが「頭突き」だった時代であり、彼にはピッタリのクルマである。

4ドアであろうとなかろうと、ターボRは英国で最もカリスマ性のあるスポーツカーの1つであることに変わりはない。

ベントレー・ミュルザンヌ・ターボR
ベントレー・ミュルザンヌ・ターボR

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