見つけた! THULEのルーフトップテント こだわりの最新アイテムでアウトドアを楽しもう

公開 : 2023.08.09 20:05

こちらのルーフトップテントは、「スーリー(THULE)」の新作「アプローチ」です。デザイン性も高く、オーバーランダーを始めるなら見逃せないアイテムの登場です。

海で、雪山で ブームと歩むブランド

世界中で支持されるカーキャリア・ブランド「スーリー(THULE)」。機能性やデザインはもちろん、安心して使用できる信頼性の高いブランドだ。

安全を何よりも重視し、極限条件の厳しいテストにクリアして初めてスーリーのロゴを与えるという、まさに折り紙つきの品質を誇る。そんなスーリーの新作展示会が、7月26日~27日、東京・代官山にあるBESS MAGMAで開催された。

安全と楽しさを運ぶこだわりの製品づくりを軸に事業展開してきたスーリー。創業80年の伝統と革新を伝えるべく開催された展示会では、新作のルーフトップテント「アプローチ」を装備したディフェンダーをディスプレイ。テント内の空間を広く確保されたデザイン形状に注目が集まった。
安全と楽しさを運ぶこだわりの製品づくりを軸に事業展開してきたスーリー。創業80年の伝統と革新を伝えるべく開催された展示会では、新作のルーフトップテント「アプローチ」を装備したディフェンダーをディスプレイ。テント内の空間を広く確保されたデザイン形状に注目が集まった。    神村聖

スーリーの歴史は漁具の加工販売から始まり、1942年スウェーデンで創業した。

金属加工の技術を応用したスキー用キャリアを’62年に開発。その2年後にレジャーで活用できるルーフバスケットを発売、欧米で大きな反響を呼んだ。

日本で知られるようになったのはウインドサーフィンが流行した’80年代。ボードを車載運搬するためのスーリー製キャリアやパッドが大人気に。

その後のバブル期を象徴するスキーブームでは、高品質なスキー用キャリアやルーフボックスが市場を席巻、カーキャリア用品で不動の地位を確立した。

広がる「運ぶ」のニーズ 新作は?

「Bring your life.」というコンセプトのもと、現在はカーキャリアのみならず、バッグやラゲッジ、ベビーカーや自転車チャイルドシートまで、多様なアウトドア用途に対応するべく製品を展開。時代のニーズに合わせ、今なお進化を続けている。

創業当初からアウトドアフィールドの声をカタチにしてきたスーリー、今回の新作においても創意工夫を凝らしたプロダクツが披露された。

もう1つの新作「キャップロック」は、アドベンチャーを支えるタフなアルミ製のルーフプラットフォームだ。カヤックやコンテナボックスを積載し、アウトドアレジャーでの活用例を披露。会場の雰囲気と相まってキャンプ場にいるような気持ちになった。
もう1つの新作「キャップロック」は、アドベンチャーを支えるタフなアルミ製のルーフプラットフォームだ。カヤックやコンテナボックスを積載し、アウトドアレジャーでの活用例を披露。会場の雰囲気と相まってキャンプ場にいるような気持ちになった。    神村聖

展示会の目玉は、デザイン的にも新しいルーフトップテントと、機能性豊かなルーフプラットフォームだ。その魅力をじっくりと紹介しよう。

会場となったBESS MAGMAは、ログハウスなどの家が並ぶ住宅展示場。

都心とは思えない自然の癒しが感じられる空間に、すっかり溶け込んでいたのが新製品を装備したランドローバー・ディフェンダーである。さながらキャンプのワンシーンのようだ。

オーバーランダースタイルで行こう!

ディフェンダーにはニューモデルのルーフトップテント「アプローチ」が装着されており、その形状デザインに注目が集まった。

コロナ禍で急激に加速したキャンプ人口。キャンプ用品の市場規模も拡大し、過去の記録を更新している。キャンプ経験を重ねていくと道具のアップデートが楽しみの1つだが、一方で持ち物を少なくし、コンパクトなキャンプを目指す傾向も見受けられる。

今やオーバーランダーの象徴的なアイテムといえるルーフトップテント。新作の「アプローチ」は内部空間が最大限に確保され、大きなパノラマ天窓を装備。従来の定番デザインから大胆に進化を遂げた次世代型といえる。専用のオーニングやアネックスと連結すれば雨対策も万全、さらに快適なキャンプが楽しめる。
今やオーバーランダーの象徴的なアイテムといえるルーフトップテント。新作の「アプローチ」は内部空間が最大限に確保され、大きなパノラマ天窓を装備。従来の定番デザインから大胆に進化を遂げた次世代型といえる。専用のオーニングやアネックスと連結すれば雨対策も万全、さらに快適なキャンプが楽しめる。    神村聖

ルーフトップテントは、そうしたキャンプの効率化を実現する話題のアイテムだ。

車上泊を可能とするルーフトップテントは、クルマの屋根や荷台に装備。展開して就寝スペースを確保する。荷室にテントを積む必要がなく、設営の手間が少ないのがメリット。大陸を旅するアウトドアスタイル「オーバーランド」においては、ルーフトップテントが象徴的な装備だ。

スーリーは2018年、アメリカのルーフトップテント・カンパニー「テプイ・アウトドアズ」を傘下に収め、スーリー・ブランド初となる全天候条件に耐えうるルーフトップテントの販売を開始した。

今回の新作はまったく異なるデザインを採用した“次世代型”と呼べるもの。内部空間を最大限に確保したモダンな形状が特徴的。また、パノラマ天窓が採用され、テント内からは格別な景色が望める。

連結させて使用するオーニングやアネックスルームも用意され、雨対策も万全だ。

アプローチS (2人用)は52万2800円。M(3人用)が62万7000円。L(4人用)72万6000円。ボディカラーはグレイ、タン、(Mのみ)ダークスレートがラインナップされる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小原れみ

    大学在学中に創刊されたアメリカの自動車カスタム文化を紹介する雑誌に影響を受け、インターンシップを経て編集部員に。1996年よりフリーランスのライターに転向。米国車やカスタム車両専門誌の執筆を中心にアメリカン・カルチャー全般を担当する。愛車は、熟練ビルダーである夫の指導を受けてフレーム製作から始めた1932年式フォードのホットロッド。無類の工具&ネジ好き。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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