レクサス電動モデル普及の立役者 「UX300h」/「UX300e」新型発表 パワートレインはHEV/BEVのみ

公開 : 2023.12.19 11:00

レクサス・インターナショナル主査のコメント

レクサス・インターナショナル主査 江本光輝

「UXはオールウェイズ・オンの考えの下で、たゆまぬ改良を進めて来ました。昨年7月にHEVの『走りの味の深化』と『先進装備の進化』を実施、今年3月にBEVの航続距離40%延長を実現しました。

今回の改良で、カーボンニュートラル社会の実現に向けたレクサスの電動化を牽引するUXは、全モデルをBEVとHEVを含む電動モデルラインナップとしながら、お客様の多様なニーズやライフスタイルにお応えしてまいります。

レクサス新型「UX300h」/「UX300e」
レクサス新型「UX300h」/「UX300e」    レクサス

お客様に『安心』と『ゆとり』をお届けし、UXに乗って、どこへでも、どこまでも乗っていきたい、と思って頂けるように、更なる『走りの味の深化』と『先進装備の進化』を織り込んでいます。是非、実際にご試乗いただき『安心とゆとり』を提供する新型UXをご体感ください」

UXの主な特徴 走りの面

クルマの体幹を鍛えた、安心とゆとりをもたらす上質ですっきりと奥深い走りの深化

ボディ剛性の向上と車両制御最適化によるレクサス・ドライビング・シグネチャーの深化

ラジエーターサポートプレース追加/ロアバック強化/サスペンション締付トルクを強化することで、ボディ剛性を向上。加えて、ライントレース制御やフラットボディ制御を織り込むことで、操縦安定性を強化したという。

安心/快適な走りに貢献する技術としては、ブレーキ前後制動力配分制御(各輪独立制御によるピッチ/ロール制御)を採用。ブレーキペダル操作初期に対するリニアな制動感や、ブレーキペダルを強めに踏み込んだ際の高い接地感と安心感が得られる制動姿勢を実現しているという。

レクサス新型「UX300h」/「UX300e」
レクサス新型「UX300h」/「UX300e」    レクサス

そのうえでアブソーバー/EPS制御/Fスポーツ専用AVSを再適合し「トヨタ・テクニカルセンター下山」で走り込みを実施、あらゆるシーンで減速/操舵/加速がシームレスにつながる気持ちよさなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求したと語った。

ドライバーの意図に忠実な加速性能と車速コントロール性向上

ドライバーの志向に合わせた走りを実現するため、加速度センサーでドライバーの意図を読み取り、制動力と駆動力を制御。スポーツ志向の高い走行を継続している場合、アクセルオフ時の減速アシスト増加やエンジンの待機回転回数維持による再加速アシストをすることで、クルマとの一体感をより感じられるコントロール性を実現したと発表。

またアクセルオフ時の減速度を高めることで、アクセルペダルで車速コントロール性をしやすくし、ブレーキ操作負担を軽減。加えて登降坂制御により路面勾配に応じて、加減速をアシストすることで、勾配路でのアクセルやブレーキ操作を軽減し、スムーズでレスポンスの良い走りを提供する。

その他にもスムーズなブレーキフィーリングとペダル質感を向上するブレーキシステムにより、ペダル操作時の上質なブレーキコントロール性を実現したと語った。

さらなる静粛性の追求

ルーフ減衰材を高減衰タイプへ置き換え、ダッシュパネルやリアホイールハウス等、適材適所に制振材を追加し、車両走行時のノイズを低減し車両の減衰効果を高め、さらなる静粛性向上に寄与したという。

ハイブリッドシステムの出力向上がもたらす余裕のある走り(UX300h)

次世代ハイブリッドシステムを導入し、出力を135kWから146kWにするなど動力性能に磨きをかけ、電動車らしいリニアなレスポンスと伸びのある加速を実現したとレクサスは語る。加えてAWDモデルでは、リアモーターの出力を30kwに向上、滑りやすい路面での発進に加え、ドライ路面においても旋回性能を高め、様々な環境において、安心とゆとりのある走りを提供するとした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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