レクサス電動モデル普及の立役者 「UX300h」/「UX300e」新型発表 パワートレインはHEV/BEVのみ

公開 : 2023.12.19 11:00

UXの主な特徴 利便性/操作性の面

予防安全技術の機能拡充と先進的なコックピットによる利便性/操作性向上

レクサス・セーフティ・システム+のアップデートによる予防安全機能の拡充

モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」の実現に向けて、新型UXでは従来型に対して予防安全技術の機能を拡充し、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指した。

今回のUXに搭載するレクサス・セーフティ・システム+をアップデートすることで各機能を進化させるとともに、プリクラッシュセーフティの検出対象および機能を拡大したという。具体的には、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたセンサーにより高い認識性能と信頼性を担保することにより、作動対象を拡大し、自動二輪車(昼)や自転車運転者(夜)の検出対象に拡大しているという。

レクサス新型「UX300h」/「UX300e」
レクサス新型「UX300h」/「UX300e」    レクサス

また交差点衝突回避支援(出会い頭車両)機能を新たに装備することで、従来のPCSの作動範囲に加えて交差点で交差する車両/自動二輪車に対しても衝突回避支援を行う。

洗練された移動時間を彩るコックピット空間の進化

12.3インチ大型フル液晶メーターを新たに採用。ドライバーが運転に集中できるよう、運転支援情報をわかりやすく表示可能、大型液晶を活かした表示グラフィックも選択可能となったとレクサスは述べた。

シフトレバーは、シフトポジションを電動で制御するエレクトロシフトマチックを採用。ショートストロークにより、小気味良く、確実で素早いシフト操作を実現している。またセンターコンソールパネル/シフトパネル/フロントトレイ/パワーウィンドウスイッチベースには、金属感があり、光の当たり方によって面の表情が変わる色を新たに採用し、電動車としてのシンプルかつクリーンさに、上質さや華やかさを併せ持つ内装としたと表現した。

より安心感のあるライフスタイルに貢献する機能の拡充

車内のアクセサリーコンセント(AC100V/1500W/非常時給電システム付き)を新たに設定。停電などの非常時に、車内及び車外において、消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用可能とした。

また外部給電アタッチメントを利用することで、窓を閉めたまま電源コードを出して給電が可能。車内への虫など異物の侵入や、雨天時の水の侵入を低減することができる。

より安心かつ使い勝手の良いBEVライフを支える充電システムの進化(UX300e)

駆動用電池クーラーを搭載し、走行と急速充電を繰り返しても電池の上限温度に達しないように調節し、充電性能や電池寿命を確保するという。また外気温が下がる冬場などもよりすばやく満充電になるようバッテリー温度を調整する、駆動用電池ヒーターを搭載するなど、高出力/高効率な充電システムに更に磨きをかけ、従来型に比べ、充電時間を25%短縮し、利便性を向上したと発表されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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