新型「メルセデス・ベンツGLC」価格判明! フルモデルチェンジ車のサイズ/内装/AMGラインを解説

公開 : 2023.03.16 11:04  更新 : 2023.03.24 17:05

新型メルセデス・ベンツGLCが、日本発表! 導入車種はディーゼルの「GLC 220 d」で、価格は800万円超え。スペック・装備を解説します。

ベンツで1番売れるSUV 2代目に

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

メルセデス・ベンツ日本が、中型SUV「GLC」をフルモデルチェンジして受注を開始した。

GLCの前身は、2008年に発表された「GLK」だ。だが、メルセデス・ベンツのネーミング体系の変更により、2015年にフルモデルチェンジされたときに「GLC」へと車名を変える。

メルセデス・ベンツGLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)
メルセデス・ベンツGLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)    宮澤佳久

したがって、今回発表された新型GLCは2代目。GLKから数えれば3代目となる。

従来型のGLCは、2020年と2021年にメルセデス・ベンツの中でベストセラーSUVモデルとなった。GLKの時代を含めると、これまで全世界で累計260万台を販売している。

ジャーマンスリーの「BMW X3」「アウディQ5」、さらには「ポルシェ・マカン」、そして「レクサスNX」といったモデルがライバルとして挙げられるだろう。

日本でも欧米でも、そんなプレミアム・ミドルサイズSUVのライバルたちと鎬を削りあうことになる新型メルセデス・ベンツGLC。その概要を紹介していこう。

50mm長い全長 サイズ/AMGラインは?

新型GLCのサイズは、全長4720×全幅1890×全高1640mm。ホイールベースは2890mmとなっている。

従来型と比較して、全長は50mm、ホイールベースは15mm延長され、伸びやかでスポーティなシルエットとなった。全幅は従来型と変わらない。

GLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)
GLC 220 d 4マティック(ハイテックシルバー)    宮澤佳久

フロントは、標準仕様ではグリル周囲を縁取るクロームトリムとアンダーガード調のワイドなトリムによって、フロントマスクを上質かつスタイリッシュに引き締めている。

AMGライン(撮影車両)では斬新なスターパターングリルを採用。また、グリルと連続したスリムなヘッドライトや、精悍さを増した最新デザインのバンパーがワイド感を強調し、圧倒的な存在感を放つ。

サイドは、ラインやエッジを大幅に削減し、曲線を描く彫刻的な面により陰影を生み出している。スポーティな躍動感を与えているのは、Dピラーに向けて緩やかに上昇するウインドウラインだ。

リアは、力強いフェンダーと水平基調のバンパー、立体感があるスリムな新型リアコンビライトにより、ワイドでシャープな姿に。

バンパーにもクロームのアンダーガード風のデザインを採用するとともに、クロームトリムが左右のエグゾーストエンド(ダミー)と一体化した力強い造形となり、リアエンドに新型GLCだけの個性を与えている。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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