明日はわが身? データシステムから「カースティールブロッカー」登場、車両盗難から愛車を守る切り札に

公開 : 2024.03.19 11:05

切替可能な2つのモードで愛車を盗ませない

データシステムの「カースティールブロッカー SOS820(オートバックスの主要店舗で先行販売中)」はここ数年で急激に増えてきている「リレーアタック」や「CANインベーダー」などと呼ばれている車両のシステムを騙して開錠をする車両盗難手口に対応。一般的なセンサー式セキュリティシステムのようにドアを開けられたりガラスが割られたら警報を発するのではなく「乗り逃げ」を防止するという“最後の砦”とも言えるものだ。

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同様に乗り逃げを防止するセキュリティアイテムとして「ハンドルロック」もあるが、これは切断や破壊をされる場合がある。この製品であればダッシュボード内に取り付けられるため、犯人は簡単に取り外すことができない。過去のデータによると窃盗犯は犯行現場で時間がかかること(発見・通報されるリスクが大きくなる)を避ける傾向にあり、時間がかかりそうなクルマについては犯行を断念する。

カースティールブロッカーは純正のイモビライザー機能をアップグレードするイメージで、他者がセキュリティ解除をできないよう独自に設定したセキュリティパスコードを入力しない限りエンジン始動ができない。イグニッションボタンを押しても反応をしなくなるわけだ。

キーOFFに連動してセキュリティ機能がONになる「オートモード」と任意にセキュリティ機能をONにする「マニュアルモード」があるが、「オートモード」ならばセキュリティをセットし忘れることがないし、車検や点検などでクルマを預ける際には「マニュアルモード」が便利。

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最新トヨタ車に適合、お手頃価格で車両盗難から守る

適合は現在のところトヨタ、レクサスの最新車種(最新の適合情報は同社公式ウェブサイトに掲載)となっており、取り付けには別売の車種別ハーネスを用意する。なお車両の純正機能には影響を与えないので安心だ。DIYによる装着はできず、指定取扱店での販売・装着が必要だ。

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そして、驚くことに価格は2万円台前半で、車種別ハーネスや取り付け工賃を含めても3万円程度とお財布に優しい。新車購入時には駐車監視機能付きドライブレコーダーと一緒に、このカースティールブロッカーの装着がオススメだ。コストパフォーマンスに優れた盗難対策ができる。

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価格

カースティールブロッカー SOS820
2万2000円
車種別ハーネス(装着する車種により、車種別ハーネスの適合品番が異なります)
4400円

注意事項

・本製品は12V車専用です。適合車種につきましては株式会社データシステム ホームページでご確認ください。
・本製品は車両盗難を完全に防止できるものではありません。セキュリティ機能解除に時間を要することで時間を稼ぎ、盗難を断念にさせるための製品です。
・また、本機の動作の有無に関わらず発生した盗難事故などによる損害、被害に対しての責任は一切負いかねますのであらかじめご了承ください。
・本製品は取扱店舗でしか販売・取付いただけません。お持ち帰り販売も致しかねます。
・本製品は車種別ハーネス(別売)が設定されている車種専用です。適合表に記載されている車種以外には装着できません。

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記事に関わった人々

  • 執筆

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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