フレンチコンパクト『ルノー・ルーテシア』が秘めるスポーツマインド 国内輸入車No.1低燃費と両立する走りの魅力とは

公開 : 2026.09.28 12:00

だんだんと自分がルーテシアとひとつになっていく

足先と呼応するような、スッとなめらかなモーターによる走り出しとともに、しっかりとした接地感が続いていく。電動車が感じやすい空走感のような頼りなさはなく、手のひらに伝わる適度な手応えが操る楽しさへの期待を高めている。

速度が上がっていくと、モーターとエンジンが重なりあいながらリニアなトルク感をつむいで走る。エンジンが始動するタイミングで響いてくる音は、決して不快ではなくむしろドライブのリズムを生んでくれるようで、だんだんと自分がルーテシアとひとつになっていく感覚が楽しい。

モーターとハイブリッドを器用に切り替えながら、街中を抜けて高速道路に入った。

十分に湧き出してくるパワーとともに、グッと低重心感を増しながら加速していく爽快感。高速域に入るとエンジンが主導権を握り、軽やかに駆け抜けていく一方で、長い直線でピタリと路面に吸い付くような走りは、もっと大きなクルマを操っているような安心感もある。

少しカーブが続く区間に入り、ドライブモードをスポーツに切り替えた。するとメーターが赤く光り、アクセルペダルの反応にも瞬発力が出て気分を盛り上げてくれる。

そしてじわりと荷重を移しながら弧を描き、次のカーブに向かっていく一連の挙動に、ルーテシアが秘めるスポーツマインドを感じた。

オシャレなフレンチコンパクト、というだけでは終わらない、骨太な魅力が溢れだすのがルーテシアの真実である。

▶ルノー・ルーテシア 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    まるも亜希子

    Akiko Marumo

    『運命のクルマとの出逢わせ屋』を自認するカーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、TV、YouTube、ラジオ、雑誌、web、トークショーやイベントに寄稿・出演。「今日からできる交通安全」が合言葉の『OKISHU』(オキシュー)プロジェクトを企画・プロデュース・実演。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員

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