新型スバル・フォレスターを解説 価格やサイズ、燃費は? ハイブリッドも

公開 : 2018.06.20 10:30

新型フォレスターのパワートレイン

パワートレインの進化も注目点のひとつだ。メインとなるのは、FB25型と呼ばれる最新世代の自然吸気の2.5ℓ水平対向4気筒エンジンだが、全体の90%を刷新した新型エンジンとなっている。

直噴化を中心に改良を加え、優れた燃費と実用域トルク向上を実現したという。もちろんスペック向上が図られており、最高出力は、+9ps向上となる184ps/5800rpm。最大トルクは0.4kg-m向上の24.4kg-m/4400rpmとなっている。

トルクの向上は僅かだが、ほぼ全域でトルクが高められているので、オン・オフロードを問わず、力強さを感じられそうだ。

トランスミッションは、CVTのリニアトロニックを搭載。こちらも新型となっており、動的・静的質感が高められている。最大のポイントは、マニュアルモードの7速化といえそうだ。燃費性能は、14.4〜14.6km/ℓ(WLTCモード)とされる。

従来の主力であった2.0ℓ水平対向エンジンは、フォレスター初のハイブリッドへと進化する。「e-BOXER」と呼ぶハイブリッドは、直噴化した自然吸気仕様のFB20エンジン+CVTにモーターを組み合わせたもの。バッテリーは、リチウムイオン式を採用している。モーターは、アシストがメインとなるが、発進や低速走行時は、EV走行が可能だ。

加速や中速走行時はエンジンをモーターがアシストし、高速走行時はエンジンのみとなる。限定領域とはいえ、EV走行は、日常での燃費向上と静粛性に大きく貢献することだろう。

またX-MODEやアイサイト・ツーリングアシストにもモーターを活かした専用プログラムが加えられている。エンジンスペックは、最高出力145ps/6000rpm、最大トルク19.2kg-m/4000rpm。モータースペックは、13.6ps/6.6kg-mとされている。気になる燃費性能だが、18.6km/ℓ(JC08モード)と優秀だ。

もちろん、全車にAWDが標準となることを付け加えておきたい。

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