2026年欧州版 最も注目すべきスポーツカー 10選(前編) 「楽しさ」で決まる真の価値 珠玉の1台はアルピーヌA110

公開 : 2026.08.03 11:45

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「スポーツカー」を10台紹介します。時代は変われど、運転する喜びや楽しさを存分に味わえるスポーツカーの魅力は衰えていません。

時代は変われど衰えない魅力

スポーツカーは、いまだに自動車愛好家にとって憧れの的であり続けている。もともとはレースマシンのスピードと興奮を公道で味わうことを目的に考案されたが、何十年にもわたり自動車産業の重要な柱となってきた。

今日、スポーツカーは最も多様性に富んだ分野の1つとなっている。本来のスポーツカーの理念を忠実に守った軽量な2シーター・コンバーチブルから、グランドツアラーとしての能力を備えた4シーター・クーペまで、幅広い選択肢がある。

AUTOCAR UK編集部イチオシの「スポーツカー」を10台紹介する。
AUTOCAR UK編集部イチオシの「スポーツカー」を10台紹介する。

他の多くのクルマが電動化を進めている一方で、スポーツカーは伝統的なガソリンエンジンを維持し、刺激的でありながらも親しみやすいパフォーマンスでドライバーを魅了している。日常の使い勝手を犠牲にすることなく、ダイナミックなハンドリングと運転の楽しさを追求したモデルは、最高のスポーツカーと言えるだろう。

結局のところ、スポーツカーの真価は運転の「フィーリング」と「楽しさ」で決まる。

これほど競争の激しいスポーツカー市場において、他を圧倒して際立っているのがアルピーヌ A110だ。他車ではなかなか真似できない軽量かつ俊敏な走りという、まさにお手本のようなパフォーマンスを見せてくれる。

(翻訳者注:各モデルの名称や装備などは英国仕様に準じます。一部、生産終了モデルも含まれますが、原文の執筆時点で英国で購入可能なものを取り上げています。予めご了承ください。)

1. アルピーヌA110

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:10点 コスト:9点
長所:素晴らしい軽量設計 実用性と快適性を兼ね備えている サスペンションの全面改良後も乗り心地は損なわれていない
短所:エンジンは価格の割に及第点というレベル シャシーの改良により、ハンドリングの魅力が多少失われた 後方視界が悪い
最大の特徴:ハンドリング

個性豊かなターボエンジンから、実に印象的なハンドリングに至るまで、アルピーヌ A110は「楽しさ」の塊と言うべき1台だ。

1. アルピーヌA110
1. アルピーヌA110

「A110は速く、機敏で、情熱的であり、何よりも圧倒的な楽しさを誰もが味わえるクルマだ。満点評価の5つ星に値する」
――リチャード・レーン(ロードテスト副編集長)

スペック上、A110は理想的なオールラウンド・スポーツカーとなるための要素を数多く備えている。軽量なアルミニウム製ボディ、ミドシップエンジン、そして贅沢なダブルウィッシュボーン式サスペンションなどを特徴とする。

2017年に最高出力250psの標準モデルが登場し、その後、292psのエンジンと大型ブレーキ、より硬めのサスペンションを備えたA110 Sが発売された。『レジェンドGT』などいくつかの特別仕様車を経て、最終的にはハードコアなA110 R ウルティムがラインナップの頂点に立った。

しかし、AUTOCAR UK編集部は標準モデルのA110こそがラインナップの中で最も優れた仕様だと考えている。グリップ力、姿勢制御、そして走行時の安定性が卓越しており、ドライバーに至高の運転体験をもたらしてくれるからだ。

2027年に次世代EVが登場する前に、なんとか一度は味わっておきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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