【丸目だけじゃない】なぜ角目ジープも魅力的? 新型コンパス/レネゲードで比較検証

公開 : 2021.07.28 18:00

プレミアムと、ジープの本質

ジープ・コンパスの進化を体感するための手短な方法は運転席に座ってみることだ。

広い視界が確保されたドライビングポジションはこれまでと同じだが、目の前に広がるインテリアの印象は大きく異なっている。

ダッシュ中央の10.1インチ・タッチパネル式モニターはシルバーの縁取りにより強いインパクトを放っている。モニターやシフト周りの光沢のある表面処理と、ステッチが入ったダッシュボード周りの質感のコントラストも見事だ。

最新のユーザーインターフェイスを、視覚的なプレミアム感とうまく調和させることで、コンパスは1クラス上の車格を身に着けたのである。

日本のユーザーは輸入車に一定以上の質感を期待するものだが、それと同じくらいジープにはタフな走行性能が求められる。コンパス・リミテッドのシフトレバーの脇にはドライブモードのセレクターがあり、「サンド/マッド」、「スノー」、「オート」から選ぶことができる。

この実用に即した3つのチョイスにもコンパスの性格が表れている。わかりやすさが乗り手の意思決定を後押しするからである。

安全運転支援のシステムもジープのそれはわかりやすい。ステアリングの右スポーク上にまとめられたACCのスイッチなど、直感的に扱うことができストレスがない。実際の走行状況に即し、扱いやすいハイテク。

シックな装いになったコンパスだが、ジープの本質はしっかりと受け継がれているのである。

ジープ新型コンパス 公式サイトをみる

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