マセラティ・グランツーリスモ vs メルセデスCL500 vs ポルシェ911 vs ジャガーXK 新車時の評価は? 後編

2018.02.02

サマリー

後編です。マセラティ・グランツーリスモは、メルセデス・ベンツCL/ポルシェ911/ジャガーXKに勝つことができるのでしょうか? AUTOCAR JAPAN2008年4月号からの再録です。

AUTOCAR JAPAN誌 59号

もくじ

前編
神はイタリアにあり
その名に恥じぬGTなのか
なぜM6は参加していないのか
vsメルセデス・ベンツCL:洗練性は大きく劣らず
GTとして十分な広さ
美点を曇らせるほどの欠点あり

後編
vsポルシェ911 苦戦は必至 ところが……
想像以上に寛容な挙動
不満はパワーや挙動でなくブレーキに
vsジャガーXKR:GTの真骨頂に迫る
一長一短、甲乙つけがたし

いよいよ判定の時
マセラティの善戦にも覆せぬ結論

第2ラウンド・サーキット(1)

vsポルシェ911 苦戦は必至 ところが……

 

グランツーリスモをサーキット走行専用マシンとして買う人はまずいないと思うが、それでも機会があるならサーキットを存分に走ってみたいと考えるオーナーは多いはずだ。

そして、もしサーキットを走るなら、グランツーリスモはそれなりに高い能力が求められて当然である。GTカーといえど、仮にもマセラティのクルマなのだ。

だが、このセクションでは大苦戦が予想された。というのは、過去の例を見ても、サーキットという最高に過酷な環境においてふれ込みどおりのダイナミクス能力を発揮できたマセラティは希だし、さらにこのラウンドの舞台はひどいウェットコンディションだったからだ。  


 
対戦相手のポルシェ911については、もはや説明の必要はあるまい。GT3というスペシャルマシンを別にすれば、われわれがもっとも気に入っているのがこのカレラSだ。218万4000円の追加投資で381psのパワーキットを装着しても、価格はグランツーリスモよりまだ少し安い。  

サーキットにおける走行性能をスポイルする最大の厄介事といえば、車重の大きさである。そしてグランツーリスモの1880kgは、カレラSに比べて実にサーキット仕様のケータハム1台にほぼ相当する420kgも重いのだ。まるで歯が立たなくても仕方がない。  

 
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