BMW M2コンペティションに試乗 M3のエンジン/新しい脚 新モデル級の変化

2018.10.26


実用性の高いパフォーマンス・モデル

車内を見渡せば、高品質なしつらえの4名掛けのシートが準備されるだけでなく、充分以上のラゲッジスペースも確保されている。運転の楽しさをまったく犠牲にすることなく、優れた利便性を備えているという間口の広さが、この価格帯において、最も実用性の高いパフォーマンス・モデルにまとめ上げている。日常的に運転するドライバーにとって、718ケイマンSやアルピーヌA110よりも、遥かに魅力的に感じられるだろう。

エンジンはシングルターボユニットから、M3やM4にも搭載されている、直列6気筒ツインターボユニットにスイッチ。ただし、431psの最高出力と56.0kg-mの最大トルクは、409psと55.8kg-mへと、若干絞られてはいる。新しいエンジンは55kgの重量増も引き起こしており、コンパクトな見た目とは裏腹に、M2コンペティションは1625kgと中々な車重を持っていることにも触れておこう。

ただ、仮にM2コンペティションがこれまでのM2と同じエンジンのままだったとしても、その飛躍は明確に大きいものだったと思う。新しく搭載されたついターボユニットは、低回転域でのレスポンスが向上し、レブリミットまで豊かなパワーを生み出してくれる。しかし、サウンドトラックはやや単調なものになってしまい、長い直線でアクセルを全開にさせたくなるような、高ぶる感覚は薄くなってしまった。

トランスミッションは7速DCTと6速マニュアルから選択できるが、われわれのオススメは、もちろんマニュアルとなる。

 
最新試乗記

人気記事