海外初試乗

2018.12.15

中古のアウディR8 vs 新車のゴルフR 比較テスト 高級クォーツと機械式クロノ

フォルクスワーゲン・ゴルフR/アウディ R8

編集部より

アウディ初のミドシップスーパーカーとして登場したR8ですが、いまや新車のゴルフRよりも安価に購入することができるようになっているのをご存知だったでしょうか? 今回はそんな2台の比較試乗を行いました。定番ホットハッチと中古スーパーカーの対決です。

もくじ

驚きの事実 万能のゴルフR
スペックはほぼ互角 シンプルさが心地よいモデル
驚きのR8 もはや絶滅危惧種
別格の存在感 その功績はいまも
番外編1:中古のR8をご紹介
番外編2:中古R8バイヤーズガイド
2台のスペック

驚きの事実 万能のゴルフR

定評ある高級ブランドの、それもV8ミドシップのスーパーカーが、新車のホットハッチとおなじ値段あるいは安くで買えるなんて。あまりに単純明快な謳い文句には、なにか裏があるはずだ。

でも、それが目の前の現実なのだ。有名なデザイン会社シーモアパウエルの設立者ディック・パウエルの所有するご覧のアウディR8は、程度のよさと走行距離の少なさから中古車価格としては4万ポンド(578万円)くらいはすると思われる。だが、ちょっと値引き交渉すれば3万ポンド(433万円)以下でもちゃんとした個体が手に入るのだ。

対するフォルクスワーゲン・ゴルフR 5ドア、今回用意したデュアルクラッチ式AT車の素の価格は3万3740ポンド(488万円)だ。もちろんこの個体のようにオプション装備をはずめばあっという間に価格はうなぎ上りになることはいうまでもない。

このテールにチタン製マフラーがのぞくクルマ、どう見てもフォルクスワーゲンなのに、なんとあとわずか325ポンド(4万7000円)で5万ポンド(722万円)の大台に乗ってしまうのだ。


だが今回乗ってみて、少なくともわたしにはこのゴルフRがいまだにホットハッチ軍団の中で光り輝いてみえる理由が改めてわかった。

ホンダ・シビック・タイプRよりも運転は楽だしルックスもずっと良い。おまけに、それらしく走らせたときの楽しさでもひけをとらないのだ。

新年早々やってくるメガーヌ・ルノー・スポールの激辛トロフィー版がどう太刀打ちしてくるか、じつに興味深い。

とりあえず今のところは、ゴルフにあらためて参ってしまっている。このクラスで類を見ないバランスのとれたパワーと全天候性能がもたらす冷徹なまでの高速移動手段という性格と、それがもたらす落ち着きだ。

内装にちょっと色気が足りないとか、見た目もふつうのゴルフに大径ホイールを履かせただけという意見もあるかもしれないが、そんなことはあまり気にならない。

この40年以上、時の最速のゴルフはいつもそうだったが、あらゆる状況で予想以上の走りを見せてくれるのだ。

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