海外試乗

2019.06.21

初試乗 フェラーリ488ピスタ・スパイダー 100kg増 NAの甲高い咆哮が懐かしい

フェラーリ488ピスタ・スパイダー

テスト日 : 2019年6月5日

価格 : 28万7850ポンド(4173万円)

文・マット・プライヤー 

10点満点のクーペに対して、9点のスパイダー

フォールディング・ハードトップを折りたためば、488ピスタ・スパイダーの開放感は素晴らしい。走行中は気流で生じる、こもったバッファー音がささやかに聞こえてくるのが玉に瑕。

ハンドリングはクーペボディを10点としたならば、スパイダーには9点を与えても良い。つまり、このカテゴリーのクルマにおいて、もっとも満足感の高いドライバビリティを得ているということ。

サーキットのラップタイムを本気で削る走りをしたいのなら、クーペの方が良い。しかし、ワインディングを心地よく飛ばすのなら、スパイダーの魅力もかなりの次元のものだ。ドライビングモード・セレクトのマネッティーノで不整地向けの「バンピーロード」モードを選択しても、ボデイコントロールは秀逸。ブレーキのタッチも文句なく、僅かなスリップを許してくれる電子制御の設定も絶妙。エアコンの温度を変えるのと同じくらい簡単に、各モードを呼び出して走りの変化を楽しむことができる。

マネッティーノで「ウェット」や「スポーツモード」を選択すると、程よいスリップアングルを許容してくれるが、選びたいのは「CTオフ」。スタビリティ・コントロールは活かしたまま、トラクション・コントロールのみを無効にできる。丘陵に伸びるヘアピンで、前方がクリアになったら、派手なタイヤスモークとエグゾーストノートを上げながら、立ち上がることも難しくない。

 
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