グリフィスが待ちきれない 英国TVRの個性的なワンオフ・スポーツカー 10選

公開 : 2019.07.20 07:50  更新 : 2021.02.17 17:44

TVRタスミンターボ(1982年)

マーティン・ラリーは、ウェッジシェイプ・デザインのTVRを1980年のタスミンでモノにする。だが、それから10年以上に渡って様々なバージョンのタスミンが生まれるとは、想像していなかっただろう。TVRの次期経営者となったピーター・ウィーラーはこのクルマのポテンシャルに着目。ローバー製V8エンジンを搭載し、クルマの性能をフルに引き出すことを目指した。

しかしそれに先駆けて、タスミン・ターボ・コンバーチブルが1981年に登場している。1982年の10月にはクーペが発表された。標準グレードに搭載されていた2.8ℓのV6エンジンにターボを取り付け、エクステリアデザインにも大幅に手が加えられている。ベースのタスミンから50%近く向上した最高出力は231ps/5600rpmで、34.3kg-mの最大トルクを発生させた。

マニアな小ネタ

TVRにとって、ターボを搭載したクルマはタスミン・ターボだけではない。マーティン・ラリーが所有していた3000Sターボ・コンバーチブルは、SEを改造したものだ。

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