三菱の会長にルノー日産のカルロス・ゴーン、社長は益子修が留任

2016.10.20

三菱は、日産による2370億円の出資完了を受け、日産が三菱の発行済み株式の34%を保有する単独筆頭株主となったことを発表した。
 
これを受け、日産の社長兼最高経営責任者であるカルロス・ゴーンは、三菱の取締役会長に就任予定で、12月に開かれる三菱の臨時株主総会後に正式決定する。なお、三菱の取締役会長兼取締役社長である益子修はカルロス・ゴーンの要請を受け取締役社長として留任する。

日産からはゴーンの他に、すでに三菱の開発担当副社長に就任している山下光彦を含む3名の取締役が選出される。

三菱のCEOである益子修は、日産に対して、三菱の経営陣を強化するために経営幹部の派遣を要請し、それに伴い、日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサーのトレバー・マンが、三菱のCOOに就任する。
 
益子修は、「当社の新しい筆頭株主となる日産の積極的な、戦略上、業務上および経営上のサポートを心より歓迎します。日産は、当社の取締役会と経営陣の一員として、より深化したアライアンスを通じて、お客さまの当社への信頼を再構築し、将来のシナジーを最大化させる手助けをしてくれることを期待しています」とコメントしている。
 
三菱の既存の大株主である三菱重工業株式会社、三菱商事株式会社、株式会社三菱東京UFJ銀行は、日産の出資を歓迎しており、今後、三社と日産で51%以上の株式保有を維持することになる。

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