もうすぐ新型登場の日産スカイライン 最終型?2026年モデル『400R』こそ昭和40年代男に響く【日本版編集長コラム#93】

公開 : 2026.08.02 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第93回は『日産スカイライン400R』を取材しました。

現行型は13年近いロングセラー商品

現行型となる13代目V37型『日産スカイライン』は、2013年11月に日本で発表されているので、実に13年近いロングセラー商品となった。

これはスカイラインの歴史上、最も長いものだ。もちろんSUV、ミニバンが主役の昨今、セダンの需要はかなり少なくなり、まだ売られているという事実に驚く方もいるかもしれない。

昨年10月に登場した2026年モデル『日産スカイライン400R』。
昨年10月に登場した2026年モデル『日産スカイライン400R』。    平井大介

ただご存知のように、2001年に登場した11代目V35型以降は、北米市場を中心とする高級車ブランド『インフィニティ』できょうだい車が展開されており、現在も『インフィニティQ50』が販売されている。

そんなスカイラインの車名が今年、何度か話題となっている。それは日産が正式に次期モデルのティザー画像を発表し、フルモデルチェンジを予告しているからだ。

7月30日には『開発期間短期化の取り組みについて』と題したメディア向け説明会も開催され、その開発プロセスを経たパイロットモデルとして登場するのが、次期スカイラインだという。量産車デビューは早ければ今年後半との予想だ。

この取り組みはプロジェクト開発期間を約50ヵ月から約30ヵ月に短縮するというもので、第一弾のリードモデル、つまり次期スカイラインは約37ヵ月を実現するとしている。

日産車はどうしても贔屓になってしまう

スカイラインという車名は昭和40年代男である筆者にとって、やはり特別なもの。テレビドラマ『西部警察』で活躍したR30型、GT-R復活で沸いた1989年のR32型などが代表的なものだ。もちろん年代が違えば、ハコスカ、ケンメリ、ジャパンなども憧憬の対象となるだろう。

しかも、当コラムでは以前書いたことがあるが、実家がY31型グロリア・グランツーリスモを所有していた時期もあり、日産車はスカイラインに限らずどうしても贔屓になってしまうのだ。というわけで、昨年10月に登場した2026年モデルの『400R』はずっと気になっていて、先日ようやく取材することができた。

トランク部分に『400R』のバッジを装着。リミテッドはこの下に文字が入る。
トランク部分に『400R』のバッジを装着。リミテッドはこの下に文字が入る。    平井大介

この時に行われた商品改良では、『ワンガンブルー』を追加設定。安全装備の最新法規適合、グレード体系および価格改定が行われた。

そこで登場したのが、『現行スカイラインの集大成』となる400台限定の『400Rリミテッド』だ。こちらは持ち込み登録車で、日産モータースポーツ&カスタマイズ扱い。価格は400Rの649万5500円に対し、693万5500円となる。

400Rリミテッドのエクステリアでは、各所にカーボンパーツが採用され、トランク部分に専用バッジを装着。インテリアでもセンターコンソールがカーボンフィニッシュとなり、シリアルナンバープレートが装着される。

走りの部分では、19インチアルミホイールと専用タイヤとなるダンロップSPスポーツ・マックスGT600を採用。フロントは+0.5J、リアは+1.0J幅広化した。

また、フロントサスペンションのバネ定数を4%、タイヤの幅広化に合わせてリアスタビライザーのバネ定数を44%向上。『ロールを抑えた気持ちの良いハンドリング』としている。ブレーキも耐フェード性が高いパッドを使用し、『高温でも安定した制動性能を実現』したとする。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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