メルセデス・ベンツ『GLA』がフルモデルチェンジ! まずはEVで来年ハイブリッド登場 約4万8000ユーロから注文受付開始

公開 : 2026.07.31 07:45

メルセデス・ベンツの人気SUV『GLA』がフルモデルチェンジを果たしました。スポーティなデザインを特徴とし、EVモデルでは高効率のドライブトレインにより、アウディQ4 eトロンやボルボEX40などに対抗します。

人気のSUVがフルモデルチェンジ

メルセデス・ベンツは、コンパクトSUVの新型『GLA』を発表した。欧州では11月にEVモデルが発売され、来年初頭にはハイブリッドモデルが続く予定だ。人気のあった前モデルよりも「あらゆる面で優れている」という。

第3世代となる新型GLAは、『CLA』や7人乗りの『GLB』と共通のMMAプラットフォームを採用している。EVと内燃機関の両パワートレインに対応し、EVモデルは従来の『EQA』の後継となる。

メルセデス・ベンツGLA
メルセデス・ベンツGLA    メルセデス・ベンツ

レトロ調のフロントグリルなど、メルセデス・ベンツの最新デザイン要素を取り入れており、同社CEOのオラ・ケレニウス氏は、ドラマチックな外観を目指していたと説明する。

「横から見ると、まるでスポーツカーのようなSUVですが、コンパクトなサイズ感は変わりません。究極のスポーティな都市型SUVです」とケレニウス氏は述べた。

EVモデルのライバルとしては、アウディQ4 eトロンボルボEX40などが挙げられる。

高さを抑えたスポーティなデザイン

新型GLAのボディサイズは、全長4565mm、全幅1873mm、全高1604mm、ホイールベース2790mm。現行モデルよりも長いが、ルーフは20mm低くなった。ホイールサイズは18インチから20インチまで用意されている。

ホイールベースが延長されたことで、室内では前席と後席に広いスペースが確保されている。車高は低くなったものの、メルセデス・ベンツによればヘッドルームも広くなっているという。トランク容量は410Lで、EVモデルには107Lのフロントトランクが追加される。

メルセデス・ベンツGLA
メルセデス・ベンツGLA    メルセデス・ベンツ

ダッシュボードはタッチスクリーンが中心となっている。3つのスクリーンを組み合わせたフルワイドの「MBUXスーパースクリーン」もオプションで選択できる。先進的なNvidia製チップと最新版MB.OSを採用しており、AI対応の音声コントロールや先進運転支援システムなど、多彩な機能を備える。

1.5Lガソリンのハイブリッドも

欧州向けのEVモデルには3種類のグレードが用意される。エントリーグレードの『GLA 200』は、最高出力224psのリアモーターと、58kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載する。『GLA 250+』では最高出力が272psとなる。現時点で最上位グレードとなるのは四輪駆動の『GLA 350 4マティック』で、2基のモーターから合計出力354psを発生する。250+と350は、いずれも85kWhのニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを採用している。

航続距離が最も長いのは250+で、最大657kmとされている。比較として、より背の低いCLAは778km、角ばったデザインのGLBは610kmである。MMAプラットフォームは効率性を追求して設計されており、最も効率的なモデルでは6.7km/kWhのエネルギー消費効率を実現。800V高電圧システムの採用により、最大320kWの急速充電が可能だ。

メルセデス・ベンツGLA
メルセデス・ベンツGLA    メルセデス・ベンツ

ハイブリッドモデルは来年早々に登場予定で、CLAと同じくホース・パワートレイン社製の1.5Lターボガソリンエンジンを採用。これに8速AT、30psの電気モーター、1.3kWhバッテリーを組み合わせる。現時点では仕様詳細は未公表だが、EVとハイブリッドモデルのデザイン上の違いはごくわずかだ。

欧州では7月30日から注文受付を開始しており、ドイツ向けの価格はVAT抜きで4万840ユーロ(約765万円)から、VAT込みで4万8599.60ユーロ(約910万円)からとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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