変わり過ぎランドクルーザー 魅力広がる3つのSUV 世界の道路を制覇?

公開 : 2024.01.22 06:05

トヨタランドクルーザーSE:これまでに分かっていること

ラインナップのトップには、大型かつ豪奢なランドクルーザーSeが置かれる。中身も外観も、これまでのオフロードに特化したランドクルーザーとはまったくの別物になる。

昨年のジャパン・モビリティショーでは、スポーツクーペのFT-SE、ピックアップトラックのEPU、クロスオーバーのFT-3Eと並んで展示された。2020年代後半から順次導入される予定で、ランドクルーザーSeは、ランドクルーザー誕生75周年を記念して2026年に発売される可能性がある。

トヨタ・ランドクルーザーSeの予想イメージCG(編集部作成)
トヨタ・ランドクルーザーSeの予想イメージCG(編集部作成)    AUTOCAR

この新しいEVファミリーを支えるのは、フロント、センター、リアの3つのモジュラーセクションからなる「ギガキャスト」シャシーである。これにより使用される部品点数を抑え、生産効率を飛躍的に向上させると同時に、さまざまなプロポーションのモデルを生産できるようになる。インテリアのパッケージングやコストの観点から、ドライブトレインは可能な限り小型化される。

ランドクルーザーSeにはトヨタの新しい「パフォーマンス」プリズム・バッテリーが搭載される。2028年までに導入予定の「ハイパフォーマンス」バッテリーでは、さらに10%のコスト削減を実現し、航続距離は最長1000kmにまで伸びるという。

サボディイズも重量もシリーズ最大級と予想されることから、これほど長大な航続距離を実現することは難しいだろうが、現在販売されている電動SUVの多くを上回ることは間違いない。

洗練されたモダンなデザインと都市部での走行をメインとしながらも、ランドクルーザーらしく「バッテリーEVならではの高いトルク特性」と、オン/オフ問わず最新のモノコック構造による確かな「ハンドリング」を実現するとされている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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