2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のEV 10選 乗って楽しいゼロ・エミッション車

公開 : 2025.06.07 18:25

走り、航続距離、快適性などさまざまな観点からAUTOCAR英国編集部イチオシの「EV」を10台紹介します。最新の技術と個性的なデザインを備え、日常の足車からドライバーズカーまで、そのバリエーションは豊かです。

各モデルの得意分野をピックアップ

走行性能、航続距離、実用性、乗り心地など、さまざまな観点からAUTOCAR英国編集部が選ぶ最高のEVを10台紹介する。

EVはここ数年で大きな進歩を遂げ、あらゆる面で改良が重ねられたことで、選択肢としてはこれまで以上に現実的なものとなってきている。

現在英国で販売されているものの中から、特に優れたEVを10台厳選する。
現在英国で販売されているものの中から、特に優れたEVを10台厳選する。

とはいえ、得意とする分野や弱点などはモデルによって異なるため、自分に適した1台を選ぶのは簡単なことではない。そこで、このリストでは、各車の最も優れた点を強調して整理した。

例えば、長距離走行に優れたEVもあれば、実用性、運転の楽しさ、コストパフォーマンスに優れたEVもある。

AUTOCAR英国編集部は、総合的な評価として、スペインの自動車ブランドであるクプラが発売したボーンを最高のEVだと捉えている。ボーンは航続距離、実用性、コストパフォーマンス、そして優れたハンドリングを備えているため、軽く見過ごすことはできない。

電動SUVや電動スポーツカーについては、機会があれば別の記事でまとめて紹介したい。

(翻訳者注:各モデルの装備や価格は英国仕様に準じます)

1. クプラ・ボーン

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地とハンドリング:8点 コスト:9点
長所:乗り心地とハンドリングのバランスに優れたシャシー 後輪駆動のダイナミックさ 上品なインテリア
短所:スタビリティコントロールの介入が過剰 インフォテインメントが貧弱 高価
最大の特徴:総合的な完成度の高さ

AUTOCAR英国編集部は数年前から、毎年数多くのEVのハンドリングや運転の楽しさを検証してきたが、アバルト500eなどのライバル車を打ち負かしてトップに輝いているのが、クプラ・ボーンだ。

1. クプラ・ボーン
1. クプラ・ボーン

「実用性にも優れ、後輪駆動のハンドリングと乗り心地は、ライバルを凌ぐものがある」
――イリヤ・バプラート、ロードテスター

フォルクスワーゲン・グループ傘下で、スペインを本拠とするクプラが発売したボーンは、適切なサイズ感と使いやすさ、重量とパワー、実環境での航続距離、価格という魅力的な要素をすべて兼ね備えている。

ドライバーを惹きつけるだけのパワーを十分に備えているが、公道で過剰なほどではなく、高速走行時のエネルギー消費効率(電費)も損なわれていない。魅力的でバランスのとれた後輪駆動のシャシーと、正確かつ的確なボディコントロールに加え、4人の乗員が快適に座れるシートとそれなりのトランクも備わっている。

実環境での航続距離は約350kmと、日常的な往復には十分で、その個性と品格でドライブの価値を高めてくれる。

ボーンはパッケージとしての完成度が高く、ゼロ・エミッション車への第一歩を踏み出すドライバーにとって理想的で手頃なEVだ。現在のフォルクスワーゲンが製造しているどのモデルよりも、「EV時代のゴルフGTI」というような印象を受ける。それはおそらく偶然ではないだろう。

さらに、最高出力326psと最大トルク55.5kg-mのパワーを誇る高性能バージョン『クプラ・ボーンVZ」も登場した。0-100km/h加速は5.7秒で、標準のボーンよりも1秒以上速い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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