アウディRS4、444bhpを得て復活

公開 : 2012.02.15 13:10  更新 : 2017.06.01 00:54

アウディRS4が4年間の沈黙を破って復活した。そして、それは2000年にデビューした当時のオリジナルのように、エステート・モデルのみのリリースとなる。

第3世代となるアウディのスーパー・エステートは、来たるジュネーブ・モーターショーで発表される予定だ。そして、右ハンドル・モデルも秋には英国で販売される。価格はまだ正式には発表されていないが、関係者によれば55,000ポンド(660万円)程度になろうということだ。これはC63AMGエステートの56,765ポンド(681万円)に対抗しうる価格である。

アウディはRS4をアバント・モデルだけに限定したのには3つの理由があるという。そのひとつが、サルーンと同等の性能を持つエステートはサルーンより多く売れるということ。もうひとつは、マーケットがホットな4ドア・サルーンから離れてしまっていること。そして、最後に、ホットな4ドア・サルーンを望む層にはS5スポーツバックで十分に対抗できることだとしている。

RS4アバントのエンジンは、RS5と同じノーマル・アスピレーションの4.2リッターV8だ。1シリンダーあたり4つのバルブを持ち、そのパワーは444bhp/8250rpmをマークする。これは、先代RS4に対して30bhpのアップだ。また、トルクは43.2kg-m/4000rpm-6000rpmとなっている。

比較対象となるC63AMGエステートは、6.2リッターV8で451bhp、オプションのパフォーマンス・パッケージを選べば480bhp、60.3kg-mとなる。

アウディはジュネーブ・モーターショーまで、RS4アバントの重量についてはコメントしないつもりだ。しかし、それがRS5の1725kgを超えることは間違いない。とはいうものの、そのパフォーマンスは、0-100km/h加速が第2世代のRS4よりも0.2秒早く、過激なRS5よりも0.1秒遅い4.7秒をマークする。最高速度は250km/hでリミッターが効くが、パフォーマンス・オプションを選べば280km/hをマークすることが可能だ。そして、このエンジンには、RS5同様、デュアル・クラッチの7速オートマチックが組み合わせられる。このデュアル・クラッチ・ギアボックスは、ステアリング・ホイールに付けられたパドル、あるいはギア・セレクター・レバーによってマニュアル・モードで使用できる。

スタート・コントロールもクアトロ・システムも標準で装備される。クラウンギアによるセルフ・ロッキング・センター・デフは、最大70%のパワーをフロントに、最大85%のパワーをリアに分配する。更に、オプションで用意されるアクティブ・スポーツ・リア・デフは、リアホイールそれぞれにパワーを分配する。但し、アクティブ・スポーツ・リア・デフなしであっても、フロントとリア・アクスルにパワーをうまく分配してくれるので、クルマを巧みに操ることができる。

サスペンションはA4アバントから大幅にチューニングされており、高さはA4アバントよりも20mm低い。また、大部分がアルミニウム製となったマルチリンクが採用される。調整式のダンパーと電子制御のステアリング・システムは、アウディが言うところの「より安定したハンドリング」をもたらすために、コーナリング中には自動的にカウンターステアの角度を小さくするように調整される。

ホイール、タイヤは、新しい19インチに265/35が標準の組み合わせで、オプションとして20インチに265/30が用意される。

ブレーキはRS5と同じパッケージで、8ピストン・キャリパーを備えたΦ365のクロスドリルドのベンチレーテッド・ディスクがフロントに奢られる。ディスクは、熱がこもるのを防ぐために外側が波形の形状のもの。更にオプションとして6ピストン・キャリパーと組み合わせられるΦ380のカーボン・セラミック・ローターも準備される。

新しいRS4アバントは、A4やS4アバントと区別するために、スタイリングにも特徴的な造作がなされている。フロント・グリルはハニカム構造の艶のあるブラックで、艶消しのアルミのフレームが組み合わせられる。LEDヘッドランプや、エンジン冷却のためのエア・ダクトと、ボディ下部にエアフローを導くためのスピリッターのついたフロント・パンバーもオリジナルのもの。更に、アルミルックのドラミラーハウジング、大型のサイドシル、フレアしたホイールアーチ、テールゲート・スポイラー、独特のリア・バンパーと、クロームメッキされた大きな楕円形のテールパイプなどもRS4アバントのみに装備されるものだ。

インテリアは、すべて黒で統一され、スポーツ・バケット・シート、太いステアリング・ホイール、RSバッヂ、そしてラップタイマーのついたインフォメーション・システムなどがその特徴となる。また、後席を折り畳めば、1430リッターの荷室スペースが現れるのはアバントならではである。

関連テーマ

人気テーマ

 

人気記事