フォード・マスタング & トライアンフ・スタッグ(2) 予想外に頼もしいコーナリング 廉価モデル・ベースを巧妙に隠す
公開 : 2026.10.18 17:50
アイドリング時から排気音が勇ましい
ダンモアは20年ほど前に購入し、フォードが提供する交換用クレートエンジンへ置換。電動ソフトトップは張り直したが、それ以外は基本的なメンテナンスだけで快調にあるそうだ。「部品は極めて入手しやすいです。価格も良心的ですね」と説明する。
ビニールクロスのシートは、幅が広くゆったり。4枚のメーターが並ぶ、マスタングらしい傾斜したダッシュボードが前面に広がる。ステアリングホイールは社外品。助手席側には大きな時計が配され、後席はスタッグと同様に小柄な大人なら快適だろう。

スモールブロックを始動すると、アイドリング時からゴロゴロと排気音は勇ましい。目前には巨大なボンネット。T字ヘッドのシフトノブを倒しDを選び、ストロークの長いアクセルペダルを傾ければ、トルクの波へ身を委ねられる。
グリップ力に長け頼もしくカーブを巡れる
車幅の感覚は、想像より掴みやすい。スローレシオでアシストの強いステアリングは軽く回せ、反応が正確で運転しやすい。手のひらには、僅かだがフィードバックも伴う。ボディ剛性は低く、路面の凹凸で不自然に揺れるが、乗り心地は非常に快適だ。
予想外だったのが、グリップ力に長け、頼もしくカーブを巡れること。3速ATでダイレクトなパワー感は楽しめないが、100km/h程度までなら極めて充足感が高い。

ナスカーのような唸りを響かせながら、郊外の道をゆったり流すという、魅力へ強く共感できる。それでも、オーナーも認めるが、決してスポーツカーとはいえない。
筆者はスタッグを初めて運転して以来、グレートブリテン島中部、コヴェントリーで作られるトライアンフへ魅了されてきた。当初の設計の意図通りアップデートを受けた、ホワイトの1971年式へ強く惹かれてしまうのは当然といえる。
協力:デイブ・ダンモア氏、イアン・コリアー氏、EJウォード社
トライアンフ・スタッグとフォード・マスタング 2台のスペック
トライアンフ・スタッグ(1970〜1977年/英国仕様)
英国価格:2260ポンド(新車時)/2万8000ポンド(約582万円)以下(現在)
生産数:2万5939台
全長:4420mm
全幅:1626mm
全高:1270mm
最高速度:189km/h
0-97km/h加速:9.5秒
燃費:7.1km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1273kg
パワートレイン:V型8気筒2997cc 自然吸気SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:147ps/4500rpm
最大トルク:23.4kg-m/3500rpm
ギアボックス:3速オートマティック/後輪駆動
フォード・マスタング・コンバーチブル(1969〜1970年/英国仕様)
英国価格:−ポンド(新車時)/3万ポンド(約624万円)以下(現在)
生産数:49万551台(マスタング合計)
全長:4674mm
全幅:1821mm
全高:−mm
最高速度:180km/h
0-97km/h加速:8.1秒
燃費:−km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1447kg
パワートレイン:V型8気筒4949cc 自然吸気OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:213ps/4600rpm
最大トルク:41.4kg-m/2600rpm
ギアボックス:3速オートマティック/後輪駆動































































































































