未来を託された次世代GTサルーン! ジャガー新型『タイプ01』発表(前編) 最高出力1030ps、妥協なきデザイン

公開 : 2026.10.08 11:45

目を奪われる大胆なデザイン

2020年、ジャガーは3つのデザイナーチームを競わせ、新型車の提案を行わせた。ルールは単純。抜本的な変革を象徴し、見た瞬間に息をのむほどの美しさを持ち、他のどのクルマもコピーしてはならない。また、そのデザイン言語は将来のモデルにも応用可能なものでなければならない。

各デザインチームは18台の実物大モデルを製作し、これらは最終的に同社の屋外展示場に一堂に展示された。その場にいたデザイン開発ディレクターのアンディ・ウィール氏は、その日を「信じられないほど素晴らしい一日」だったと振り返る。この中から「情熱的な」タイプ01のフォルムが選ばれ、開発が進められた。「妥協という言葉は禁句でした」とウィール氏は語る。

ジャガー・タイプ01
ジャガー・タイプ01    ジャガー

車体の全長、力強いショルダーライン、そしてフロントフェンダーとフロントドアの間に「ラグジュアリー・ギャップ」を生み出すロングボンネットは、見る者の目を奪う。スリムなヘッドライトは、従来ならグリルが配置されるはずの場所にある大胆な空白を囲み、夜間に独特のシルエットを際立たせる。

リアウィンドウは廃止

リアでは、テールライトが「ストライクスルー」と呼ばれる水平方向のスラットの中に隠されている。

後部座席のヘッドルームを確保するために、リアウィンドウは設けられていない。後方視界はルーフに搭載されたカメラが担当し、その映像は車内のスクリーンに映し出される。

ジャガー・タイプ01
ジャガー・タイプ01    ジャガー

また、フレームレスドアが採用され、ボディの側面(および内部)には、ジャガーのエンブレムである「リーパー」をあしらった真鍮のディテールが施されている。

中央のスパインがキャビンを4つのゾーンに分割し、運転に関わる操作系は主にスクリーン上に配置されている。

(翻訳者注釈:この記事は「後編」へ続きます)

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

ジャガー新型『タイプ01』発表の前後関係

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