傑作を今なら100万円以下で ジャガーXE【UK中古車ガイド】 3シリーズを凌ぐ運転体験と乗り心地 峠道では水を得た魚

公開 : 2026.09.18 18:05

高効率なエンジンを採用し、スタイリングは今でも美しく、峠道では水を得た魚のような運転体験が待っている。そんなジャガーの傑作サルーン、XEを今なら100万円以下から狙えます。UK編集部が魅力を再確認します。

高効率なパワートレインに優れた運転体験

上級バッテリーEVブランドへ生まれ変わるという、ジャガーの判断へ困惑した古くからの支持者はいらっしゃるはず。伝統を重んじた英国屈指の銘柄は、以前から、運転を愛するドライバーを魅力的なモデルで惹きつけてきただけに。

この変革へ踏み出す直前まで提供されていた1台が、中型サルーンのXE。パワートレインは高効率で、優れた運転体験を叶えていたが、メルセデス・ベンツCクラスBMW 3シリーズなどのユーザーを、充分に振り向かせることは叶わなかった。

ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)
ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)

完成度は高く、AUTOCARの試乗レポートでの評価も出色。販売は振るわなかったが、ジャガーの傑作サルーンを、近年は3000ポンド(約66万円)ほどで手中に収められる。

6000ポンド(約129万円)へ予算を増やせば、見た目の良いポートフォリオやRスポーツといった仕様も視野に。キセノン・ヘッドライトに18インチ・ホイールを備え、古さは殆ど感じさせない。2019年の小変更後は、LEDヘッドライトも得ている。

峠道では水を得た魚の傑作サルーン

インテリアは、SEやプレステージ・グレードでは、ジャガーへ期待する水準ではないかもしれない。だが、それ以上のグレードでは納得の高級感。2019年の小変更後は、レザーシートが標準になり、SUVのI-ペイス譲りのデジタル技術も与えられた。

XEの真価が表れるのは走行時といえ、峠道ではまるで水を得た魚。特に、XE Sの走りは素晴らしい。見事に調和した操縦系で、一体感が高く扱いやすい。後席はやや狭めだが、3シリーズより乗り心地はしなやか。車内の静寂性も高い。

ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)
ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)

エンジンは、前期型で339psを発揮した「S」の3.0L V6スーパーチャージャーも魅力的だが、2.0Lインジニウム・ユニットが主力。ガソリンは200psか250ps、300psの3種が用意され、AUTOCARの推しは中間のP250。ディーゼルエンジンも設定にあった。

小変更後のXEにも惹かれるが、全体的にコスパで長けるのは前期型。スタイリングは今でも美しく、必要な装備が一通り揃い、訴求力の高い走りを享受できる。荷室容量も、455Lと広い。今ならお手頃に、有能なジャガーを我が物にできる。

新車時代のAUTOCARの評価は?

このクラスの最有力モデルは、これまでBMW 3シリーズだった。しかしジャガーは、同等の内装と車内空間を備え、大部分の運転体験でそれ以上を叶えたサルーンを生み出した。間違いなく、主要なライバルを凌ぐ仕上がりにある。(2015年7月1日)

ジャガーXE(2014〜2024年/英国仕様)
ジャガーXE(2014〜2024年/英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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