マクラーレン、5億ポンドの事業拡大計画を発表(前編) 「パフォーマンスSUV」投入も確定 英国に新工場建設
公開 : 2026.09.18 11:45
マクラーレンが大規模な事業拡大計画を発表しました。5億ポンド(約1000億円)を投じて英国に新工場を建設し、SUVなどのモデルラインナップを拡充。さらには2種類のエンジンを自社開発・生産します。
ついに明かされたマクラーレンの将来像
マクラーレンは今後数年のうちに、英国で高性能SUVの生産を開始する。5億ポンド(約1000億円)の大規模な投資によって新しいモデルラインナップを構成し、新工場の建設と生産台数の大幅増、そして全体で4000人の雇用創出が見込まれる。
マクラーレンは2025年初頭にEVスタートアップのフォーセブンと合併し、事業とラインナップの拡大計画を示唆していたが、具体的な将来像についてはまだ明らかにしていなかった。

今回、マクラーレンはアブダビの政府系投資会社L’IMADからの投資を受けることを正式に発表し、今後の変革についての新たな詳細を明らかにした。また、かねてより噂されていたSUVモデルの導入も確認した。その車両はカーボンチューブフレームを採用する可能性があり、将来的には他のフロントエンジン搭載モデルも登場すると期待される。
AUTOCARのインタビューに応じたマクラーレンの最高執行責任者(COO)、マイケル・ストラウガン氏は、今回の発表内容について詳しく説明し、戦略の確固たる姿勢を示した。
「今後約10年を見据えたロードマップがあり、それがわたし達に確かな自信を与えてくれています。成長計画と、目標達成に向けた具体的な展望も持っています」
「これは空虚な言葉ではありません。確固たる計画であり、わたし達は当然のことながら、その計画に基づいて成果を問われることになるでしょう」
英国での生産体制を大幅強化
マクラーレンの新たな親会社となったのがL’IMADであり、最近CYVNホールディングスを吸収合併した。CYVNホールディングスは2024年末にバーレーンの政府系ファンド、ムムタラカットからマクラーレンを買収し、直ちに傘下のフォーセブンと合併させていた。L’IMADによる5億ポンドの資金注入は、マクラーレンの将来に向けた「より大きなコミットメント」の一環とされているが、今後の投資規模については一切明らかにしていない。
この資金は、将来のモデル開発や英国における生産体制の拡大に充てられる。主に、2025年に約2000台を生産した英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターを補完するため、第2の組立工場を新設する計画だ。

新工場の建設予定地については未確認だが、「次世代のマクラーレン・オートモーティブ車が英国で生産されることを確実にする」ための計画だという。そこには、2030年までの発売に向け開発中のSUVモデルも含まれる。
ストラウガン氏は、新たな車種セグメントへの進出に伴い、追加の生産能力が必要になると説明した。
「もはや、リアエンジン・後輪駆動車だけにとどまることはありません。将来的にはフロントエンジン車や、四輪駆動、あるいは後輪駆動車も登場するでしょう。1本の組立ラインだけでは非常に困難であるため、別の組立ラインが必要となります」




































