BNR34『日産スカイラインGT-R Mスペック』が2763万9000円で落札! 秋のコレクターズカー『BHオークション』開催 お値ごろ車も用意し人気に

公開 : 2026.11.03 07:25

10月30~31日、『BHオークション』による秋のコレクターズカーオークション『東京10.31コレクティブルカーズ』が、お台場のシティサーキット東京ベイで開催。合計40アイテムが登場しました。上野和秀のレポートです。

31台の4輪車を中心に合計40アイテムを用意

10月30~31日、『BHオークション』による秋のコレクターズカーオークション『東京10.31コレクティブルカーズ』が、お台場のシティサーキット東京ベイを舞台に開催された。今回は31台の4輪車のほか、2台のモーターサイクル、7点のメモラビリアが加わり、合計40アイテムが用意された。

注目を集めたのが、世界限定9台のうち日本に1台のみがデリバリーされた『マクラーレン750S MCL38セレブレーション・エディション』。マクラーレンの輝かしいF1でのヒストリーを物語る、珠玉のコレクターズアイテムといえる1台だ。

オークションの主役といえるフェラーリは『348スパイダー』など2台が登場。
オークションの主役といえるフェラーリは『348スパイダー』など2台が登場。    BHオークション

オークションの主役といえるフェラーリは、1970年代に入り新たな4シーターモデルとして送り出された『365GT4 2+2』と、8気筒2シーターオープンモデル復活の先駆けとなった『348スパイダー』という玄人好みの2台が並んだ。

今回はコレクターズカーを若い層に楽しんで欲しいという想いから、手に入れやすい価格のモデルが用意された。お値ごろの『ルノー4GTL』と1998年『ジャガーXJ V8』(X308)は注目を集めていた。

希少なGT-R Mスペックはやはり強かった

今回のオークションで最高落札額を記録したのは、2001年『日産スカイラインGT-R Mスペック』(BNR34)だった。366台のみが生産されたMスペックで、日産正規ディーラーでメンテナンスされ整備記録簿が残るワンオーナー車。今となっては二度と得難いワンオーナーのGT-R Mスペックだけに、2763万9000円まで値を上げて落札された。

一方で新しいモデルの2025年『ポルシェ911カレラGTSカブリオレ』(992.2)、2026年『アルピーヌA110 R70』、2025年『トヨタ・スープラ・ファイナル・エディション』(A90)は、ここでなくても手に入るモデルということもあり流れてしまった。

最高落札額を記録した2001年の『日産スカイラインGT-R Mスペック』(BNR34)。
最高落札額を記録した2001年の『日産スカイラインGT-R Mスペック』(BNR34)。    BHオークション

ここにきてデザインのよさが見直されて評価を上げているのが348スパイダーだ。リペイントながらホワイトという希少なボディカラーでコンディションも良く、フェラーリ・クラシケ取得車であることが認められ、1720万5000円まで値を上げて落札された。一方で400、412の始祖たる365GT4 2+2は、4シーター故に入札が盛り上がらず流れてしまった。

再評価されているポルシェ928

ポルシェ勢でここにきて再評価されているのが、フロントエンジンGTの928だ。出品された928は最終型のGTSで、ポルシェ・クラシック認定、ミツワ正規輸入車、高いオリジナル度を保ち、走行は2万9500kmと僅かなことから人気を集め、最終的に1276万5000円まで値を上げて新たなオーナーの許へ。

クラシックモデルで人気を集めたのは、1959年『アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー・ヴェローチェ』だった。希少な750系でコンディションも良いことから1165万5000円で落札されている。

ポルシェ勢でここにきて再評価されているのが、フロントエンジンGTの928。
ポルシェ勢でここにきて再評価されているのが、フロントエンジンGTの928。    BHオークション

筆者が気になる存在だった『アルファ・ロメオ156GTA』は、コンディションは良かったのだが、競合する入札者が少なかったのか最近の相場より安い183万1500円で終えてしまった。

BHオークションでは、11月28~29日に『東京有明オータム』オークションが予定されている。有明にあるブリリア・ランニング・スタジアムを舞台に、スーパーカーを中心に新旧のコレクターズカーが登場するという。出品車両や会場の詳細については、BHオークションのホームページで確認されたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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