アルファ・ロメオの未来を示す『クオーレロッソ』世界初公開 流麗な4人乗りファストバック EVではなく2.9L V6ハイブリッド搭載
公開 : 2026.10.13 07:45
アルファ・ロメオが新しいコンセプトカー『クオーレロッソ』を発表しました。今後のデザインを予告するもので、『ジュリア』と同等サイズのファストバックボディにハイブリッドのV6エンジンを搭載しています。
新たなデザイン哲学を打ち出す
アルファ・ロメオは、新型のコンセプトカー『クオーレロッソ(Cuorerosso)』を公開した。シンプル化された今後のデザインの方向性を示唆するとともに、ガソリンエンジン搭載のハイパフォーマンスモデルへの意気込みも示している。
2+2の流線型ファストバックで、アルファ・ロメオの次世代モデルを予感させるスタイリングだ。新型車についてはこれまで、SUV『ステルヴィオ』の後継車がカモフラージュを施されたテスト車両の状態で目撃されているのみで、その開発プログラムも遅延に悩まされてきた。

クオーレロッソ・コンセプトは、ブランドの個性を損なうことなく、アルファ・ロメオが電動化にどう取り組むかを示すマニフェストであると説明されている。
アルファ・ロメオは、このコンセプトカーの造形において「Bellezza Necessaria(必要美)」という哲学を重視したと述べている。当初はホイールや窓、ディテールを省いた状態で設計され、プロポーションに徹底的にこだわったという。
ジュリアと同等サイズのファストバック
サイズは現行の『ジュリア』と同等で、全長4.7m、全幅1.98m、全高1.33m、ホイールベースは2.93mだ。全長はわずかに短く、全幅は広くなっているが、発売から11年が経過したジュリアの後継車を開発する上で、実現可能な範囲から大きく外れてはいない。現実的なサイズ感と言えるだろう。
実際、アルファ・ロメオは「市場の主要セグメント」における将来のモデルが、全長4.7mまでのプラットフォームをベースにすると発表しており、このデザインの実現可能性を裏付けている。

アルファ・ロメオはまた、空力的に優れたフォルムを目指しており、それは切り詰められた「コーダ・トロンカ」スタイルのリアエンド(過去のアルファ・ロメオを彷彿とさせる部分)や流麗なテールに表れている。
低く尖ったノーズ部分には、アルファ・ロメオのアイコンである「スクデット」グリルが採用されている。「ビショーネ」と呼ばれるエンブレムはバックライト付きで、心臓の鼓動のようなリズムで光る。一方、細長いヘッドライトは、睨みつけるような目をイメージして設計されている。
新解釈のカンノッキアーレを採用
ステランティスの最近のコンセプトカーと同様に、ステアバイワイヤ技術を採用しており、ステアリングと前輪との物理的な接続を廃している。ステアリングホイールはフラットトップな形状で、計器類の視認性を高めている。計器類は、アルファ・ロメオの伝統的な「カンノッキアーレ」スタイルに新たな解釈を加えたものだ。
通常の走行時には、2つの円形スクリーンに速度と回転数が表示されるが、スポーティなドライブモードでは1960年代の『33ストラダーレ』の大型ダイヤルに着想を得た中央スクリーンに統合される。

アルファ・ロメオは、ステランティスのSTLAスマートコックピット技術により、この新しいカンノッキアーレを量産車に導入できる可能性があると述べた。同社によれば、こうしたシステムはステランティス傘下の各ブランドが「独自のアイデンティティを維持する」上で、今後ますます重要になっていくという。
物理的な操作系にも重点が置かれており、センターコンソールにはオーディオシステムやエアコン用のダイヤルが配置されている。



























