ダッジ・チャージャー・シックスパック(1) 次期アルファ・ロメオ・ジュリアも採用予定のプラットフォーム 現代的フォルムでもクラシカルな魅力
公開 : 2026.10.09 18:05
EV版の不振を挽回すべく誕生した、直6エンジン版のダッジ・チャージャー・シックスパック。次期アルファ・ロメオ・ジュリアも採用予定のプラットフォームと四輪駆動で叶えた豪快な加速を、UK編集部が北米で味わいます。
1万台以上が売れ残るEV版チャージャー
自動車市場には、「禁断の果実」と呼ばれるモデルが存在してきた。日本には、海を渡らない興味深い量産車が少なくない。オーバードーズされた様なアメリカ車へ、心惹かれる英国人も多いはずだが、いささかグレートブリテン島の道は狭すぎる。
それでもフォード・マスタングは、10年ほど前から英国での販売が再開。惜しくも最大の宿敵、シボレー・カマロは2024年に生産を終え、近年はこの土地で買える唯一のマッスルカーになっている。

マスタングには、ダッジ・チャージャー/チャレンジャーという長年のライバルもいる。ところが、2024年に「デイトナ」を冠したバッテリーEVへ移行していた。この象徴的モデルの電動化を、アメリカ人は拒絶した。当然の反応といえるだろう。
初年度のチャージャー・デイトナの販売数は、V8エンジンを積んだ先代の2023年比で10%まで減少。2026年半ばの情報では、1万1000台以上が売れ残っているとか。ラインオフ後、ディーラーの在庫車ヤードで平均400日以上も過ごしているという。
次期ジュリアも採用予定のSTLAラージ・プラットフォーム
しかし、ダッジ・ブランドを傘下に収めるステランティス・グループは、即座に対応を決めた。実は、次期アルファ・ロメオ・ジュリアも採用予定の、STLAラージ・プラットフォームを基礎骨格とし、ガソリンエンジンの搭載が難しくなかったのだ。
2025年末に、直列6気筒ツインターボエンジンを積んだ、チャージャー「シックスパック」が登場。直近の販売数は、EV版の7倍に達するという。6.2L V8エンジン、ヘミ・ユニットを搭載したSRTヘルキャットも、数か月以内にリリースされるらしい。

こんな混乱で始まった8代目チャージャーだが、欧州市場にうれしい展開も盛り込まれていた。EV版と直6版の両方が、正式に販売されるという。右ハンドルはなく、英国への正規輸入は予定にないが、従来より遥かに簡単に入手できるようになる。
ステアリングを握った数日間ですっかり魅了
そんな情報を聞いて、筆者は早速北米へ。ステアリングホイールを握らせてもらった数日間で、すっかり魅了されてしまった。
木曜日の朝に訪れた試乗会場には、複数のチャージャーが並んでいたが、すべてシックスパック。ルートは指定されず、月曜日の朝にカギを返却してください、と告げられただけ。もちろん、その週末が最高に楽しかったことは、いうまでもない。

これまで、先代のチャージャーを何度も見てきたが、実はさほど惹かれなかった、というのが本音。プロポーションに、若干の不自然さがあったように思う。少し、スタイリングの統一感にも欠けていた。
2019年式のマスタング・ブリットは、完成度が非常に高かった。近年のマッスルカーのお手本のような容姿だと、筆者は考えてきた。
































































































































