BYDのフラッグシップが圧勝 2026年欧州版 充電1分あたりの航続距離が最も長いEV 10選(後編) 進化するバッテリー技術

公開 : 2026.10.27 11:50

最新のEVは、短い充電時間でどれほどの距離を走ることができるのか。AUTOCAR英国編集部はWLTP航続距離と充電出力から「1分あたりで追加できる航続距離」を算出し、トップ10をランキング形式でまとめました。

5. ボルボEX60 P12 AWDプラス(29.8km/分)

EX60は、実質的にボルボのベストセラーSUV、XC60のEV版であり、用意されている3種類のパワートレインはいずれも、このリストに入るほどの急速充電が可能だ。トップの座に輝くのはフラッグシップモデルのP12 AWDで、イングランド南東部ブライトンからスコットランドの首都エディンバラまで(700km強)走行し、さらに10%の余裕があるほどの航続距離を誇る。19分間充電すれば、ロンドンまで戻るのに十分な電力が確保できる。

WLTP航続距離:約810km
充電時間:19分
追加航続距離:約566km
英国価格:6万4860ポンド(約1350万円)

5. ボルボEX60 P12 AWDプラス(29.8km/分)
5. ボルボEX60 P12 AWDプラス(29.8km/分)

4. BMW i3 50 xドライブ・ファースト・エディション(30.2km/分)

3シリーズは50年以上にわたり、英国の自動車文化に欠かせない存在だった。新型i3は、中国以外で販売される初のEV版3シリーズである。SUVのiX3と共有するEV専用プラットフォームをベースとしており、より高性能なパワートレインが搭載される。これにより国内市場最長の航続距離を実現しており、ディーゼルエンジンを搭載した従来モデルと同様に長距離走行に適した選択肢となるだろう。

WLTP航続距離:約906km
充電時間:21分
追加航続距離:約634km
英国価格:5万7905ポンド(約1200万円)

4. BMW i3 50 xドライブ・ファースト・エディション(30.2km/分)
4. BMW i3 50 xドライブ・ファースト・エディション(30.2km/分)

3. シャオペンG6ロングレンジ(30.6km/分)

中国のシャオペンは、最近のアップデートの一環としてG6に800V充電機能を追加した。本リストの中で最も安価なモデルであるにもかかわらず、10%から80%までの充電速度は2番目に速い。その秘密は、優れた熱管理技術によって支えられた耐久性の高いリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーにある。これにより、バッテリー保護のために出力を抑えることなく、より長時間フルパワーでの充電が可能となっている。

WLTP航続距離:約525km
充電時間:12分
追加航続距離:約367km
英国価格:4万4990ポンド(約940万円)

3. シャオペンG6ロングレンジ(30.6km/分)
3. シャオペンG6ロングレンジ(30.6km/分)

2. メルセデスAMG GT 53 4ドア・クーペ・プレミアム(34km/分)

高性能のガソリン車が長距離走行性能のランキングでトップに立つことはめったになかったが、EVはその常識を覆しつつある。メルセデスAMGの新型GT 4ドア・クーペは、F1由来のバッテリー技術を採用している。一般的なEVで用いられるパウチ型セルよりも冷却に有利な円筒形セルを使用し、パフォーマンスと充電時間の両面でメリットがある。ただし、最速の充電速度を得るには、合計出力543psのエントリーモデルに「妥協」する必要がある。

WLTP航続距離:約777km
充電時間:16分
追加航続距離:約544km
英国価格:10万3275ポンド(約2150万円)

2. メルセデスAMG GT 53 4ドア・クーペ・プレミアム(34km/分)
2. メルセデスAMG GT 53 4ドア・クーペ・プレミアム(34km/分)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の英国の自動車雑誌『AUTOCAR』(1895年創刊)。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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