【7カ月ぶり前年実績割れ】2026年10月期の新車販売台数 中東情勢不安長期化や米中間選挙の結果も今後に影響?

公開 : 2026.11.07 07:25

2026年10月期の新車販売台数(速報値)が発表され、新車販売は7カ月ぶりに前年実績割れとなりました。今後は中東情勢不安の長期化や、アメリカの中間選挙の結果も少なからず影響してくる可能性があります。

2026年10月期の新車販売台数と今後の展開

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年10月期の新車販売台数(速報値)を発表した。

日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年10月期の新車販売台数は、前年同月比0.5%増の24万9180台と7カ月連続でのプラス。

2026年10月期の新車販売台数は前年同月比3.4%減の38万1756台と、7カ月ぶりに前年実績を下回った。
2026年10月期の新車販売台数は前年同月比3.4%減の38万1756台と、7カ月ぶりに前年実績を下回った。    山本佳吾

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年10月期の軽自動車の新車販売台数は、同10.0%減の13万2576台と3カ月連続でのマイナスとなる。

結果として、トータルでの2026年10月期の新車販売台数は同3.4%減の38万1756台と7カ月ぶりに前年実績を下回った。

2026年10月期の新車販売状況に関して業界団体の関係者は、「10月期の新車販売は、全般的に見て登録車の新型車および改良モデルを中心に好調なセールスを記録した。一方、軽自動車は目立った新型車のリリースがなかったこともあって、マイナス幅は前月の0.6%減から同10.0%減に拡大してしまった。その結果、全体の新車販売台数は7カ月ぶりに前年実績を下回った」と指摘する。

今後の展開については、「最大の注目ポイントは、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)の補助額の縮小と、ガソリン補助金の段階的縮小。

年内にかけて電気自動車やプラグインハイブリッド車の駆け込み需要が発生すると予想されるが、その勢いがどこまで続くかは未知数。

中東情勢不安の長期化や、アメリカの中間選挙の結果も少なからず影響してくると思われる。利上げペースの加速や商品価格の値上げ傾向の継続なども不安材料。

一方で年末商戦にかけて販売台数を伸ばしそうな新型車や改良モデル、特別仕様車が多数リリースされる見込みなので、これらがどれほど新車市場を引っ張っていくかがカギとなる」と示唆した。

登録車の2026年10月期のブランド別新車販売台数

登録車の2026年10月期のブランド別新車販売台数については、トヨタ自動車が前年同月比5.8%減の11万9964台、レクサスが同0.8%減の7920台と前月のプラスからマイナスに転じ、またダイハツは同59.2%減の890台とマイナスを継続する。

一方、一部改良モデルの販売効果が出たスバルは同54.7%増の1万832台、三菱自動車は同4.1%増の3672台とプラスを回復。

三菱自動車は前年同月比4.1%増の3672台とプラスを回復した。
三菱自動車は前年同月比4.1%増の3672台とプラスを回復した。    山本佳吾

また、ホンダは同10.3%増の3万1576台、日産自動車は同13.3%増の1万8027台、スズキは同2.2%増の1万7606台、マツダは同1.1%増の8161台とプラスを維持した。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同1.7%増の5845台とプラスを回復し、日野自動車は同21.8%増の3097台と好成績をキープ。

対してUDトラックスは同12.1%減の906台とマイナスに転じ、また三菱ふそうは同0.6%減の2909台と前年実績割れが続いた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌『AUTOCAR』(1895年創刊)の日本版。

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