海外自動車メーカー初の軽自動車 実際に取材してわかった『BYDラッコ』好調の理由(前編) 8割が新規顧客、女性ユーザー比率も高め
公開 : 2026.10.06 11:45
7月28日に発表された、海外自動車メーカー初の日本軽規格の専用設計車であり、電気自動車のスーパーハイトワゴン『BYDラッコ』。9月中旬の段階で、受注台数は1700台を超える好調ぶりです。そのポイントを篠原政明が分析します。
【データ】受注全体の8割以上がトップグレード
7月28日に発表された、海外自動車メーカー初の日本軽規格の専用設計車であり、電気自動車のスーパーハイトワゴン『BYDラッコ』。9月中旬の段階で、受注台数は1700台を超えるという好調ぶりだ(数値はBYDジャパン発表値。以下、同じ)
受注全体の約83%が、トップグレードの『300プレミアム』。ニューモデルが登場すると上位グレードから売れるのは一般的な傾向でもあるが、それでも8割以上がトップグレードというのは、価格と装備を考えると300プレミアムのバリューが高く評価されているのだろう。

ちなみに、販売店によって在庫状況は異なるものの、エントリーグレードの200ならわりと早く登録が可能。300はプラス/プレミアムも早めの登録が可能だが、ボディカラーによっては多少時間を要するかもしれない。
ボディカラーはモノトーンが人気
ボディカラーの人気トップ3は、1:アークティックホワイト(44%)、2:チーズイエロー(20%)、3:コスモスブラックとミッドナイトグリーン(いずれも12%)。
モノトーンが人気なのは、日本市場では他のクルマと変わらないが、チーズイエローという淡い黄色やミッドナイトグリーンも人気を集めるところは、カラフルな色も好まれる軽自動車らしい部分だ。
また、日本車メーカー以外で初の軽規格専用設計車ということもあってか、8割が新規購入者だという。購入者の男女比率では、女性(名義での登録)は25%を超えている。ちなみにこれまでのBYD車平均では約10%だという。
また、実際には、男性名義の登録でも家族やパートナーが日常で使用する目的で購入する例も多いので、女性ユーザー比率はこの数値よりさらに高いだろう。
【外装】見た目は普通のスーパーハイトワゴン
ラッコの全長と全幅は軽規格いっぱいの3395×1475mm。車高はスーパーハイトワゴンらしく高めの1800mmで、ホイールベースは2520mm。この数値は、ライバルとなる日本製の軽スーパーハイトワゴンとほぼ同じだ。
BYDは、日本市場向けの軽自動車を開発するなら最も需要のあるモデルをということで、ボディタイプはスーパーハイトワゴンを選んだという。

従って、プロポーションも日本製の軽スーパーハイトワゴンとほとんど変わらない。奇をてらったデザインにしなかったのは、使い勝手や安全性を追求した結果であるという。また、日々の暮らしのパートナーとして永く付き合えることを考えた、シンプルで機能的なデザインでもあるそう。
それでも、EVらしいグリルレスのフロントマスクは丸みを帯びて親しみのある顔つきとし、ボディサイドには水平基調のキャラクターラインが入り、キックアップさせたDピラーのデザインや車幅いっぱいに水平に展開するテールランプなど、ディテールは個性的だ。


































































































































































