AWDより50万円安い絶妙な価格設定 ボルボのコンパクトSUV『EX30クロスカントリー』にRWDモデル登場 街中中心ならベストバイの可能性
公開 : 2026.10.22 12:05
ボルボEX30クロスカントリーのRWDモデル、『ウルトラP5ロングレンジ・エレクトリック』を編集部ヒライが取材します。クロスカントリーはこれまでXC60などに採用されてきた、アウトドアテイストの強いグレードです。
日本の街中でちょうどいいサイズのEV
ボルボのコンパクトSUV『EX30クロスカントリー』に設定されたRWDモデル、『ウルトラP5ロングレンジ・エレクトリック』を取材した。
日本の街中でちょうどいいサイズのEVとして、都心部でもよく見かけるEX30シリーズ。クロスカントリーはこれまでXC60などに採用されてきたアウトドアテイストの強いグレードで、昨年、AWDの『EX30クロスカントリー・ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス』が日本導入された。

今回はそのRWDモデルとして、特別仕様車という形で7月23日より販売されている。その少し前には仕様変更が発表されており、グレード名が改められるなどした。新しいラインナップは以下のとおりだ。
1:EX30プラスP5エレクトリック/航続距離390km/価格479万円
2:EX30ウルトラP5ロングレンジ・エレクトリック/560km/579万円
3:EX30ウルトラP8AWDエレクトリック/535km/629万円
4:EX30クロスカントリー・ウルトラP5ロングレンジ・エレクトリック/530km/599万円
5:EX30クロスカントリー・ウルトラP8AWDエレクトリック/500km/649万円
つまり、シングルモーターを『P5』、ツインモーターを『P8』と呼ぶようになり、EVであることを示す『エレクトリック』、全輪駆動であることを示す『AWD』を車名に入れ込んだ形だ。なお、シングルモーターのプラスはカタログ落ちしている。
クロスカントリーのスタイルは欲しいがAWDは必要ない
ポイントは、P5の通常モデル(上記2)と今回登場したRWDのクロスカントリー(4)がわずか20万円しか変わらないこと。そしてクロスカントリーP8(5)よりも50万円低い価格であることだ。
クロスカントリーのスタイルは欲しいがAWDは必要ない、というユーザーも少なくないだろうから、これは絶妙なところをついてきたと言える。

リアに搭載されるモーターは最高出力272ps/最大トルク35kg-mというスペックで、これがAWDになるとフロントに156ps/20.4kg-mのモーターが加わる。新しい呼び名で言えばP8は両車とも取材しているが、正直、オーバースペックに感じるほどであった。
もちろん雪上で試した時にAWDであるメリットは感じられ、事実、北海道、北関東、東北での購入者が多い傾向にあるという。しかしクロスカントリーについては特定地域に偏っていないそうで、今回の設定はそういったデータに基づいたものだ。
クロスカントリーの足まわりはEX30の標準モデルに比べて、セッティングが異なっている。具体的にはスプリングが柔らかくなり、フロントは27N/mmから25N/mmに、リアが99N/mmから88N/mmという数値。リアのアンチロールバーも直径21mmから20.5mmに変更された。
また、ダンパーは『新しいスプリング、アンチロールバー、タイヤに合わせて、クロスカントリー特有の乗り味を出すように調整』、ステアリングのソフトウェアは『ステアリングトルクの立ち上がり、セルフセンタリング、減衰などが最適化』されている。
今回のRWDは、そういったAWDのセッティングと基本的には同じものとなる。












































